|
サイバーリンク株式会社は、Blu-ray Discビデオの再生に対応し、DTS-HD Master AudioなどのHDオーディオもサポート予定の再生ソフト「PowerDVD 9」を発売する。ダウンロード版は3月2日、パッケージ版は4月の発売を予定している。ダウンロード版の価格は下表の通り。なお、パッケージ版の価格は未定で、Deluxeのパッケージ版は用意されない。対応OSはWindows XP/Vista。
「PowerDVD 9 Ultra」はBDビデオの再生に対応。MicrosoftのWindows Media Center(MCE)プラグインとしても機能し、MCEでもBDビデオの再生が可能。HDMI 1.3にも対応しており、Dolby TrueHD、DTS-HD Master Audioの最大7.1chまでを後日のアップデートでサポート予定。HDMIでデジタル出力するほか、デコードしてアナログ出力も可能。対応サウンドカードはRealtek ALC885、ALC889、未発売だがAuzentech X-Fi HomeTheater HD。2009年第3四半期の対応を予定している。 AVCHDやAVCRECの再生もサポート。CPRMにも対応しており、デジタル放送を録画したディスクも再生できる。 プライマリー/セカンダリービデオ両方のDxVA(DirectX Video Acceleration)に対応し、ビデオカードやVGA機能を備えたチップセットによるハードウェアアクセラレーション機能が利用可能。Intelのチップセットは965、G33、G35、G45以上を推奨しており、オンボードVGAとしてノートPCなどに採用例の多いIntel GMA X4500HD(G45)に対応することで、比較的スペックの低いPCでも、BDビデオなどのハイビジョン映像を再生できるという。ただし、Intelの再生支援を利用する場合はOSがVistaである必要がある。 CPUの最低スペックはPentium 4 541(3.2GHz)~。推奨はPentium D 945(3.4GHz)~。そのほかのVGAはNVIDIAが最低GeForce 7600 GT~、推奨は8400~。ATIはRadeon X1600~で、推奨はHD 2400~。 「PowerDVD 9」の各バージョンに共通する新機能は、アップスケーリング機能の「TrueTheater Technology」。SD映像を1080pにアップスケーリングする「TrueTheater HD」と、フレームレートを24fpsから72fpsへアップコンバートしてなめらかな再生を行なう「TrueTheater Motion」、スクリーンサイズに合わせてアスペクト比を自動調整する「TrueTheater Stretch」、色、コントラスト、明るさを自動調整する「TrueTheater Lighting」、バーチャルサラウンド機能の「TrueTheater Surround」で構成される。
操作性も改良。大画面での再生時にメニューや映画情報が見やすいように大きめのフォントを表示する「シネマモード」を追加。動きのあるカタログのような表示機能を持つ「ファンシービューナビゲーション」も利用でき、DVDのチャプター画面選択などで利用可能。 DVDやBDビデオの感想や情報を登録できる「ムービーコレクション機能」も用意。情報はオンラインコミュニティーサイト「www.moovielive.com」にアップロードされ、共有できる。前述の「ファンシービューナビゲーション」で、ムービーコレクション内の情報を見ることもできる。
各バージョンの機能差や、従来バージョンから強化されたポイントなどは下表の通り。
□サイバーリンクのホームページ
(2009年2月20日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
Copyright (c)2009 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved. |
|