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LG初のHDR対応31.5型4K液晶ディスプレイ。HDR10サポートで114,000円

 LGエレクトロニクス・ジャパンは、同社初のHDR対応PCモニターとして、31.5型のIPS 4K液晶ディスプレイ「32UD99-W」を28日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は114,000円前後。

32UD99-W

 4K/3,840×2,160ドットで31.5型の広視野角なIPSパネルを搭載。標準輝度は350cd/m2で、コントラスト比は最大500万:1(通常1,300:1)、視野角は上下/左右各178度。応答速度は5ms(G to G)。

 HDR対応が特徴で、Ultra HD Blu-rayなどで使われる「HDR10」をサポート。輝度ピーク時500cd/m2以上の高いダイナミックレンジによるハイコントラストにより、「従来では表現できなかった鮮やかな映像表示を実現する」という。SDR映像も画質アルゴリズムによりHDR画質に変換表示できる。また、デジタルシネマ規格「DCI-P3」の色域を95%カバー。

 入力は、HDMIが2系統、USB Type-C(DisplayPort Alternate Mode)とDisplayPortを各1系統備え、すべて4K/60HzやHDR信号に対応。HDCP2.2もサポートする。USB Type-C利用時は、ケーブル一本で映像/音声データの伝送やスマートフォンなどの充電が可能。そのほか、5W×2chのステレオスピーカーを搭載する。

背面にHDMI×2、USB Type-C×1、DisplayPort×1。4K/60Hz入力とHDCP2.2、HDRに対応

 AMDのFreeSyncテクノロジー対応により、ティアリングやスタッタリングを防いでPCゲームなどの表示性能の向上を図る。また、タイムラグを抑える「DAS(Dynamic Action Sync)モード」や、暗いシーンの視認性を高める「ブラックスタビライザー」などに対応する。

 OnScreen Control機能を備え、ソフトウェアごとの自動的なピクチャーモード適用や、画面分割機能などの機能が利用できる。

 チルト角度は前5度、後20度、110mmの高さ調整や、ピボット機能に対応する。100mmピッチのVESAマウントにも対応。消費電力は38Wで、最大52W、待機時は0.3W以下。スタンドを含む外形寸法は714×259×485〜595mm(幅×奥行き×高さ)、重量は8.4kg。

スタンドは、110mmの高さ調整やピボット機能に対応

4Kディスプレイのスタンダード2機種も順次発売

 4Kディスプレイのスタンダードモデル2機種もラインナップ。店頭予想価格と発売日は、31.5型VAパネル採用の「32UD59-B」が72,000円前後で28日発売。27型IPSパネルの「27UD59-B」が55,000円前後で19日発売。どちらもHDRには非対応。

32UD59-B

 パネル解像度は4K/3,840×2,160ドットで、視野角は上下/左右各178度。32UD59-Bは、標準輝度が300cd/m2、コントラスト比が最大500万:1(通常3,000:1)、応答速度は4ms(G to G)。27UD59-Bは、250cd/m2、最大500万:1(通常1,000:1)、5ms(G to G)。

 どちらも入力端子はHDMI×2と、Display Port×1。ヘッドフォン出力も備えている。32UD59-Bは5W×2chのステレオスピーカーを搭載し、スタンドは120mmの高さ調節に対応する。

27UD59-B