LG、実売29,800円の31.5型HDRディスプレイ。3辺フレームレス仕様

HDR10対応の31.5型ディスプレイ「32QN600-B」

LGエレクトロニクス・ジャパンは、液晶ディスプレイの新製品として、HDR10対応の31.5型モデル「32QN600-B」を5月15日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は29,800円前後。

画面サイズは31.5型で、解像度はWQHD/2,560×1,440ドットの10bit IPS液晶パネルを採用。上下左右178度の広視野角で、鮮やかな発色と自然な映像表現を特長とする。

輝度は350cd/m2で、ネイティブコントラストは1,000対1。応答速度は5ms(GtoG)。sRGB色域を99%カバーし、DTPや写真・印刷用途のカラーマネージメント環境においても、より忠実な色合いを再現可能という。

PCゲームやコンソールゲーム、BDやVODサービスなどに採用されているHDR10規格をサポート。 明るい部分の白とびを抑え、暗い部分をより深い黒で再現。SDR映像では識別が困難だった色の違いなども、豊かな立体感ある色彩で再現する。ピクチャーモードで「HDR効果」に設定すれば、SDR映像をHDRライクに表示できる。

AMD FreeSyncに対応したAPU/GPU搭載PCやグラフィックカードと接続することで、ティアリングやスタッタリングを抑えるAMD FreeSyncテクノロジーや、 映像信号を画面に表示するまでのタイムラグを最小限に抑えるDAS(Dynamic Action Sync)モード、暗いシーンの視認性を高めるブラックスタビライザーなど、各種ゲーミング機能を備える。

ほかにも「ブルーライト低減モード」や「フリッカーセーフ」など、目の疲れを軽減するモードを用意。専用ソフト「OnScreen Control」を使って、PCからのディスプレイ設定や、ソフトウェアごとのピクチャーモード割り当て、画面分割設定などが可能になる。

上・左右の3辺が狭額ベゼル構造となっており、複数台を並べても作業やゲームプレイが快適に行なえる。－5～＋15度の前後チルトが可能で、100×100mmのVESAマウントに対応する。

インターフェイスは、HDMI入力×2、DisplayPort×1。ほかにヘッドフォン出力を備える。USB端子やスピーカーは非搭載。

消費電力は標準36W、最大45W。スタンドを含む外形寸法/重量は、714×209×512mm(幅×奥行き×高さ)/7.2kg。