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AVアンプやサウンドバー購入で映画が約10本無料「映画を聴こうプロジェクト」
2017年11月15日 18:00
オンキヨー、パイオニア、デノン、マランツ、ヤマハのオーディオ5ブランドは、映像配信サービスのビデオマーケット、そしてドルビーラボラトリーズとの合同キャンペーン「映画を聴こうプロジェクト」を実施。対象のホームシアター製品を購入し、12月1日~'18年2月7日の期間中に特設サイトから応募すると、5,000円相当のビデオマーケット動画視聴ポイント、またはChromecastと1,000円相当のポイントがもれなくプレゼントされる。
映像配信は4K/HDRなど高画質化が進んでいるが、そこにAVアンプやサウンドバーなどのホームシアター機器を組み合わせる事で、音もグレードアップし、映像コンテンツをさらに楽しんでもらおうという試み。「自宅にいながら映画館のような高画質・高音質なコンテンツを楽しむことができる新たなライフスタイルを提案していく」という。
ビデオマーケットでは既報の通り、立体音響のDolby Atmos対応コンテンツを9月から配信開始しており、順次拡充させている。
対象製品の購入期間は2017年11月15日~2018年1月31日まで。12月1日~'18年2月7日の期間中に、特設Webサイトから応募する。なお、5,000円相当のポイントがあると、ビデオマーケットで新作映画を約10本視聴可能。1,000円相当では約2本分となる。
キャンペーンの対象製品は、オンキヨーの2.1chシネマパッケージ「BASE-V60」や、デノンのAVアンプ「AVR-X1400H」、パイオニアのバースピーカー「FS-EB70」、マランツのAVアンプ「NR1608」、ヤマハのサウンドバー「YSP-2700」など、全36モデル。詳細は以下の画像、もしくは特設サイトを参照のこと。
なお、キャンペーン期間中、各社のホームシアター機器でビデオマーケットの動画を体験できる視聴イベントも実施する。日時は12月16日、17日で、各日10時~17時まで。会場となるホームシアター体験イベント会場の詳細は特設サイトで案内している。
日本オーディオ協会の校條亮治会長は、キャンペーンに込めた想いについて、「我々はイベントとしてOTOTEN(Audio・Visual Festival)を行なっているが、そこでアンケートをすると、“ホームシアターを観たい、聴きたい、体験したい”という要望が第2位と高い。しかし、“家ではできない、体験する機会が無い、映画館でいいかな”と、実際は(実践する人は)少ない。しかし、映像配信が広がり、映画館を超えるような技術やコンテンツが既に整っていると考えている。その時に、スマホで映画を観て、ヘッドフォンで聴いて終わる事になってしまうのではという危惧がある。作品から得られる感動、それをキチッとお客様に届ける義務が、我々メーカー側にはあると信じている」と説明。
オンキヨー&パイオニアマーケティングジャパンの荒木健社長は、ライバル関係にあるメーカーが集まった事について「普段は敵対して、目も合わさない、口も開かない……というわけでもなく(笑)、キビシイ業界をこれからどう盛り上げていこうか、グローバルではどうなっているのかと、情報交換をする仲でもある。その延長線上として、メーカー個々の話はあるけれど、それを越えて、業界としてどう盛り上げていこうかという想いが、(今回の)斬新で面白い企画になった」と言う。
ディーアンドエムホールディングスの代表取締役で、ジャパン・セールス&オペレーション プレジデント兼APAC CFOの中川圭史氏は、「今回はシェアを追いかけるのではなく、マーケット自体を元気にしよう、新しいカルチャーを作りたい、お客様のライフを豊かにする事に貢献したいという想いで参加したもの」と説明。
ヤマハミュージックジャパン AV・流通営業部の野口直樹部長は、「もう一度ホームシアターを活性化させるためには、業界全体を盛り上げなければならない。年末に向け、5ブランドで盛り上げていきたい」と語り、年末商戦への取り組みにも意欲を見せた。
ビデオマーケットの高橋利樹社長は、同社の強みとして、デジタルレンタル方式のサービスであるため、見放題サービスと比べると新作映画が約3年先行で楽しめる事、レンタルDVDと比べても画質の良さ、来店が不要である事、貸出中や延滞金が無い事、豊富な視聴機器が使える事などを紹介。「作品の鮮度を大切にしており、いかに短期間でお客様に届けるかにこだわり、作品の調達交渉、エンコード、システム開発など、全て自社で内製している。そこが珍しいところ」と説明。
さらに、Blu-rayに肉薄する高画質を実現するという、独自開発のUHQ(ULTRA HQ Encode)エンコードを採用している事。音質面でも、ドルビーデジタル5.1chなどのDolby Audioを採用した作品が、「君の名は。」や「美女と野獣」などを含む、60作品に到達している事。「ラ・ラ・ランド」から、Dolby Atmosも採用した事を紹介。映像、音声どちらのクオリティにもこだわる姿勢と、今回のキャンペーンとの親和性の高さをアピールした。