テレビ出荷台数の4割が4K対応、金額は7割に。オーディオ好調、JEITA統計

　電子情報技術産業協会(JEITA)は27日、2017年10月の民生用電子機器の国内出荷実績を発表した。出荷金額は前年同月比98.7%の1,035億円。内訳は、映像機器が同97.3%の462億円、オーディオ関連機器は同106.2%の104億円で前月に続きプラスとなった。カーAVC機器は同98.5%の469億円。

民生電子機器国内出荷実績推移(金額)
出典：電子情報技術産業協会電子統計委員会

　10月の薄型テレビの出荷台数は、前年同月比81%の28万5,000台。このうち、4K対応テレビの出荷台数は前年比121.8%の11万4,000台で、薄型テレビ全体に占める割合は39.9%。4Kテレビの出荷金額は199億円で、薄型テレビ全体の出荷金額284億円に占める割合は70.2%。ハイブリッドキャスト(Hybridcast)対応のテレビは前年比103.4%の13万3,000台で、テレビ全体における割合は46.6%。

　サイズ別では、29型以下が同73.7%の5万7,000台、30〜36型が同72.9%の8万台、37〜49型が同83.2%の9万2,000台、50型以上が同103.6%の5万6,000台。構成比は順に20%、28.1%、32.2%、19.6%。

　既報の通り、有機ELテレビの統計調査を9月から実施しており、10月の出荷台数は7,000台、出荷金額は27億円となった。なお、この数字は薄型テレビ計には含まれていない。

　BDレコーダ/プレーヤーの出荷台数は、前年同月比104.3%の22万1,000台。内訳は、BDレコーダが同107.9%の17万5,000台、BDプレーヤーが同92.8%の4万6,000台。ビデオカメラは同75.1%の5万6,000台だった。

　システムオーディオの出荷台数は前年同月比91.2%の9万4,000台。スピーカーシステムは同90.2%の4万6,000台。ステレオヘッドフォンは同104%の71万7,000台。ラジオ受信機は同85.3%の8万7,000台。ICレコーダは同105.9%の8万2,000台。

　カーAVメインユニットは前年比110.2%の22万5,000台。カーナビは同101.7%の47万6,000台。