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世界初、KDDIとJR東日本が時速100kmで走行する電車での8K/4K映像伝送に成功

 KDDIは東日本旅客鉄道(JR東日本)と共同で、第5世代移動通信システム(5G)を使い、走行列車で8K/4K映像を伝送する実験に世界で初めて成功した。

実験風景

 実験は10月17日~19日にかけて行なわれたもの。約1.5kmの区間に、28GHz帯の実験システムを用いたエリアを構築。JR東日本の在来線試験電車「MUE-Train」を走行させ、先頭車両に設置した4Kカメラで撮影した高精細映像の送信、そして車内での8K映像ストリーミング受信に成功した。

先頭車両の4Kカメラ
実験のイメージ

 5Gの高速・大容量、低遅延という特性を活かした実験で、MUE-Trainを上下線それぞれの方向に時速約100kmで走行させた状況で、受信側の移動に合わせて接続基地局を変更するハンドオーバーに成功した。

 この実験では、28GHz帯を使い、受信側の移動に合わせてビームの向きを変えるビームトラッキング技術を活用。走行中において最大1.7Gbpsのスループットを達成している。