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1月のBS再編/圧縮方式変更で、一部TVの録画ができない問題。日立は録画モード統合

 日立コンシューマ・マーケティングは、2018年1月14日から開始されるBSデジタル放送のチャンネル再編後の番組を、同社テレビ「Wooo」の一部旧機種において、録画モード「TSE」で正しく録画できないことが判明したと発表した。現在のTSEモードの全ての予約録画と、見ながら録画「見て録」の録画モードを、「TSX4」に統合して録画するように変更するアップデートを1月8日から実施する。

アップデート対象機種の「L32-HP07(B)」

 1月14日からのBSデジタル放送チャンネル再編では、一部のチャンネルの映像圧縮方式の変更が行なわれる。これに伴い、対象機種では従来のTSEモードで正しく録画できないという。

 対象機種は、Wooo HP07/HP06/HP05シリーズ、UT800シリーズ、03シリーズ、300CSシリーズなど。型番などの詳細は同社サイトで案内している。

 1月8日から一週間に渡って行なう地上/BSデジタル放送波で行なうソフトウェアアップデートを適用すると、既に登録済みの録画モード「TSE」の予約録画は、自動的に「TSX4」に変更し、録画される。

 適用後は、新規の録画予約、見て録はTSE録画モードが選択できなくなるため、それ以外の録画モードを選ぶよう案内している。なお、TS録画モードで録画した番組を、録画後にTSEモードに変更してダビング(レート変換ダビング)することは可能。また、TSEモードで録画済みの番組や、他のWoooテレビなどでカセットHDDにTSEモードで録画した番組は、対象機種でも再生できるという。

 既報の通り、'18年12月1日からはBS/110度CSデジタルにおいて「新4K8K衛星放送」が開始。現在のBS(右旋)帯域に4K放送を6チャンネル割り当てるため、現行の2K BS放送の帯域削減(チャンネル当たりのスロット数の削減)と、トラポン(トランスポンダ/衛星中継器)の移動(周波数の変更)が行なわれる。帯域再編は'18年1月14日より順次開始。一部の古いレコーダでは、毎週録画している番組などが失敗となる恐れもある。なお、帯域再編の詳細と、レコーダの録画失敗を防ぐ方法などは、12月1日の記事で掲載している