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EarSonics、BA×9基のモニターイヤフォン最上位「S-EM9」。5基の「ES5」も

 ヤマハミュージックジャパンは、仏Earsonicsのイヤフォン2製品を1月26日に発売する。リスニングや音楽制作向け“Musicライン”の製品で、どちらもユニバーサルタイプ。ドライバはBA(バランスド・アーマチュア)を採用し、3ウェイ9ドライバの「S-EM9」と、3ウェイ5ドライバの「ES5」をラインナップ。価格はどちらもオープンプライスで、店頭予想価格は、S-EM9が20万円前後、ES5が136,000円前後。

Earsonicsのモニターイヤフォンフラッグシップ。3ウェイ9ドライバの「S-EM9」

 Earsonicsは、ミュージシャンでサウンドエンジニアでもあったフランク・ロペスが、2004年にフランス南部で設立したメーカー。著名なアーティストとの協力により製品を開発しているほか、製品の開発から製造までをフランスの自社工場で行ない、熟練の技術者が一つ一つ丁寧に仕上げるなど高品質も追求している。

 「S-EM9」は、Earsonicsのモニターイヤフォンフラッグシップ。アクリル製のシェルを採用、高い技術を用いて仕上げを行なうなど、「全てにおいて最新の技術が盛り込まれている」という。

「ES2」、「ES3」のハイエンドモデルと位置付けられる「ES5」

 「ES5」は、2016年に発売された「ES2」、「ES3」のハイエンドモデルと位置付けられ、既存モデルに比べ低音域を豊かにし、「音楽を聴くことをより一層楽しいものにする」という。独自に開発した軽量で装着感に優れたシェルも採用した。

 S-EM9のBAユニット構成は、低域×1、中域×4、高域×4の3ウェイ9ドライバ。再生周波数帯域は10Hz~20kHz。入力感度は121dB/mW。インピーダンスは38.5Ω。ケーブルは着脱可能で、イヤフォン側は2ピンを採用。入力端子は3.5mmのステレオミニ。

 ES5のBAユニット構成は、低域×1、中域×2、高域×2の3ウェイ5ドライバ。再生周波数帯域は10Hz~20kHz。入力感度は117dB/mW。インピーダンスは33Ω。ケーブルは着脱可能で、イヤフォン側は2ピンを採用。入力端子は3.5mmのステレオミニ。