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64 AUDIO、伝説のベーシストNathan Eastと共同開発したイヤフォン「N8」

 ミックスウェーブは、米64 AUDIOと著名ベーシスト・Nathan East(ネイザン・イースト氏が共同開発した、ハイブリッド型のカスタムイヤフォン「N8(ネイト)」を8月4日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は222,871円前後。正規国内販売代理店はe☆イヤホン、フジヤエービック。

ハイブリッド型のカスタムイヤフォン「N8」

 エリック・クラプトンやフィル・コリンズなど、多数のアーティストと共演してきたベーシストのNathan East氏が、「これまでスタジオで聴いてきた生の音」にこだわり、実現させたというイヤフォン。

Nathan East氏

 9mm径のダイナミック型ドライバを採用しており、「このダイナミック型ドライバが奏でる低域の質は、量感とタイトさを両立させた、彼が真に求めていたサウンド」だという。

 さらに、中高域用に8基のバランドアーマチュア(BA)型ドライバを搭載した、ハイブリッド型となっている。全ドライバの構成はLowx1、Midx6、Mid/Highx1、tia Highx1。tiaドライバは、BA型ドライバに音導管を使わず、独自のチューブレス設計を採用したもの。ドライバからの音を直接耳まで届けられ、音導管内部で起こる音の共鳴問題やフィルタによる音の減衰問題などを排除できるという。

 また、BAドライバの筐体一部を切り開いた、オープンタイプになっており、密閉されたBAの筐体に内在する共振問題も排除している。周波数特性は10Hz~20kHz。感度は105dB。

日本語字幕】N8 Signature Series Custom In-ear Monitor by 64 Audio

 音の出口となる音導孔を、1つの大口径音導孔にする「シングルボア・デザイン」を採用。チューブレス設計を可能にし、tiaドライバのポテンシャルを最大限に引き出せる。また、大口径の音導孔は、それ自体がアコースティック・チャンバーとしても機能し、より正確なサウンドチューニングを可能にしている。

 空気圧による耳の疲労や、鼓膜への負担を軽減するという「apex テクノロジー」も投入。外耳道内の密閉された空間で小型スピーカーが生成した空気圧を、apexモジュールを介して緩和。耳の疲労感を抑える事で聴覚を保ち、飛躍的に音質を向上させるという。

 さらに、特許出願中の新技術「LID(Linear Impedance Design)」も採用。ハイレゾ対応プレーヤーや、スマートフォン、ポータブルアンプなど、出力インピーダンスが異なるソース機器に接続しても、イヤフォンの音のバランスが影響を受けないように設計されている。