ニュース

片手で持ち運べる4Kカメラ搭載の水中探査ドローン「CCROV」

 セキドは、片手で持ち運べるコンパクトさで、4Kカメラを搭載、最大100mの潜水が可能な水中探査ドローン「CCROV」の販売を開始した。価格は75mケーブル付きで464,400円(税込)。

水中探査ドローン「CCROV」

 水中での構造物点検や施設点検、研究調査などでの使用を想定したドローン。市場最小というコンパクトさが特徴で、外形寸法は約204×208×158mm(幅×奥行き×高さ)、重量は5.5kg。

 コンパクトながら、水平方向に4個、垂直方向に2個、合計6個のスラスターを搭載。3次元機動が可能で、調査点検で重要視されるという真横移動にも対応。嵩張るテザーケーブルやバッテリは全てコードリールに収納され、「初心者でも手軽に運用できる」という。

CCROV- the first professional underwater robot with 4K camera

 カメラはソニー製センサーで、1/2.3型CMOSを採用。レンズの画角はFOV 90度、F2.8。4K/30p、2.7K/30p、フルHD/120p、HD/240pでの撮影が可能。最大ビットレートは60Mbpsで、フォーマットはMP4/MOV(MPEG-4 AVC H.264、H.265)。JPEG静止画の撮影も可能。

 操作は送信機と、そこに取り付けたスマホやタブレットで行ない、ケーブルを通じて、720pのライブ映像も確認可能。iOS/Android用にアプリを用意する。作業後にケーブルを簡単かつ迅速に収集できるというテザーシステムも用意。サイズはリール込みで310×238×293mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は4kg。別売のACパワーモジュールが利用できる。

 本体には350ルーメンのLEDを搭載。深度センサー、温度センサーも備える。素材はアルミニウム合金。最大深度は100m、最大スピードは1m/s。動作可能温度は0~40度。動作時間は1時間。

左が送信機
リールとテザーシステムも用意している