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デンソーテン、運転席と助手席の同時定位を実現する「ダブルツィーター」
2018年9月12日 07:00
デンソーテンは、運転席・助手席両方で、左右の音の到達タイミングを一致(同時定位)させることができるダブルツィーター搭載の「ハイレゾ対応サウンドパッケージ(プレミアムダブルツィーターシステム)」をトヨタ自動車と共同開発した。トヨタの販売店装着オプションとして9月3日より発売している。
「ダブルツィーター」は、正面へ遅延をかけた音を出す「ダイレクトツィーター」と、対角線上にまっすぐ音を飛ばす指向性の強い「ホーンツィーター」から構成。運転席・助手席両方で、左右の音の到達タイミングを一致(同時定位)させ、両席ともに「目の前で演奏しているかのような音響空間を演出することができる」という。ハイレゾ音源の再生にも対応する。
また、車両後方を向いたダブルツィーターの音が遠くまで届くため、後部座席でも高音質を楽しめるという。
ダブルツィーターは、同社がホームオーディオブランドのECLIPSEで培ったノウハウを導入。エンクロージャーとスピーカーユニットの直接接触を避けた「フローティング・コンストラクション」や、ユニットの高速前後運動を重量のあるグランドアンカー(おもり)で受け止める構造などを採用している。
「ハイレゾ対応サウンドパッケージ(プレミアムダブルツィーターシステム)」は、ダブルツィーターと、8ch高性能アンプ、フロントドア用のプレミアムドアウーファーで構成。
8ch高性能アンプは、新型クラウンの「トヨタプレミアムサウンドシステム」に採用された信号処理技術を導入し、車室内の不要反射音や不要振動音などによる音の乱れをアンプ部の信号処理で制御・抑制。音の明瞭感を向上するという。また、設定車両の車室内音響データを測定し、同社音響マイスターが車両毎の最適チューニングを実施している。