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BRAVIA譲りの高画質有機ELスマホ「Xperia XZ3」。auとソフトバンク発売
2018年10月11日 10:03
auは、6型有機ELディスプレイを採用したスマートフォン「Xperia XZ3」を11月上旬に発売する。ソニーモバイルコミュニケーションズ製で、OSはAndroid 9 Pie。カラーはブラック、ホワイトシルバー、フォレストグリーン、ボルドーレッドの4色。
ソフトバンクも、11月上旬以降にXperia XZ3を発売する。
6型/2,880×1,440ドット(QHD+/18:9)の有機ELディスプレイを搭載し、ノッチ(切り欠き)のないデザインを採用。前面と背面は高強度の3D曲面ガラス「3D Gorilla Glass 5」。
有機ELテレビのBRAVIAで培った技術を、画像処理エンジンに応用し、BRAVIAをリファレンスとして画質チューニングを行なった。ピーク輝度が向上し、黒の沈み込みや明暗のコントラストなども忠実に表現。「最終的に目指したのは、手のひらの有機ELテレビ」(ソニーモバイル)としている。
高精細技術のX-Reality、広色域技術のトリルミナスディスプレイ for mobile、高コントラスト技術のダイナミックコントラストエンハンサーを搭載。HDR対応で、HDR 10とHLG(ハイブリッドログガンマ)をサポートする。また、YouTubeなどのSDRの映像を、HDR相当に自動変換する機能も備える。
本体は従来のXZ2とほぼ同じ横幅ながら、画面は約11%大型化し、かつ手になじむ滑らかな曲線デザインを実現。フレームは最薄部3mmで、新たに7,000番台のアルミ素材を使い、高い強度を確保した。
新たな操作方法「サイドセンス」を採用。片手持ちの状態で、側面部分を親指で軽く2回タップすると、よく使うアプリの一覧がウィジェットのように小画面で立ち上がる。
サイドセンスで表示されるアプリは8個で、ダブルタップした場所に合わせて押しやすい位置に表示する。使用履歴や時間帯などに応じてAIが判断して自動で表示が並び替わる。手動で好みのアプリに固定することも可能。
左右どちらの手でも利用可能で、右手で持つときは右側面、左手の時は左側面がタップに反応する。
側面スライドでブラウザのバックキーの役割をしたり、ダブルタップでカメラ起動も可能。カメラ起動中は、側面を指で2回タップすると写真を撮影可能。動画の場合は録画開始/停止ができる。
メインカメラは有効約1,900万画素のMotion Eyeカメラシステム。4K HDRビデオ撮影に対応する。960fpsのスーパースローモーション映像もフルHDで撮影可能。
カメラ操作画面は、写真とビデオを切り替える画面UIとし、マニュアルやスーパースローモーションなど、他の機能は全てMODEボタンに集約した。また、静止画撮影では主にInstagramの利用を想定し、新たにサイズ比1:1の写真が撮れるようになった。
急なシャッターチャンスを逃さず撮影できるという「スマートカメラ起動」も採用。スリープ状態から画面を横向きにして持ち上げると、動きを感知して自動でカメラ画面になり、画面中央に円い窓が表示される。カメラキーや本体側面(横向きにした時の上面)のタップでシャッターを切れる。
前面カメラは1,300万画素で、「ポートレートセルフィーモード」を搭載。背景のボケや、美肌、肌の明るさ、目の大きさ、輪郭補正のそれぞれを調整できる。
自分の顔などを撮って、立体的なアバターが作れる「3Dクリエーター」も進化。前面/背面カメラどちらでも撮影でき、表情変化も付けられるようになった。また、撮影した写真や、プリインストールされたaiboやXperia Hello!、スパイダーマンなどの画像を、スマホを操作していない時に画面表示できる「Always on display」機能も備える。
ハイレゾ音楽再生に対応し、BluetoothのLDACやaptX HD、圧縮音源などもハイレゾ相当に変換するDSEE HXなどに対応。内蔵ステレオスピーカーは、XZ2比で音量を20%アップした。音量調整は従来の15段階から30段階になり、細かく調整できる。
チップセットはクアルコムのSnapdragon 845。メモリは4GB、ストレージは64GB。microSDカードスロットを備え、512GBまでのカードが利用可能。USB Type-C端子を備える。
バッテリ容量は3,200mAh。デバイスはグローバル版と同じだが、測定方法の違いにより数値が異なる(グローバル版は3,330mAh)。ワイヤレス充電のQiにも対応する。外形寸法は158×73×9.9mm(縦×横×厚さ)、重量は193g。