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スマートグラスに映画字幕を表示。東京国際映画祭でバリアフリー上映
2018年10月25日 15:57
オリンパスは、単眼式スマートグラス「EyeTrek INSIGHT EI-10」を、第31回東京国際映画祭のバリアフリー上映体験イベントに提供する。映画字幕を端末に表示することで、障がいを持つ来場者にもバリアフリーで映画が楽しめるようにする。
10月28日から開かれる第31回東京国際映画祭では「メガネ型端末で観る、バリアフリー字幕体験イベント」と題して、各社のメガネ端末とアプリ「UDCast」を使った上映を実施する。
オリンパスは、米国で販売中の単眼式スマートグラス「EyeTrek INSIGHT EI-10」を本イベントに提供。アプリをインストールした携帯端末のマイクが映画音声を拾い、スマートグラス側の字幕表示と連動。映画と専用の字幕を重ね合わせることで、聴覚に障がいを持つ来場者も映画が楽しめるようになる。イベント会場内の展示ブースでEyeTrekが実際に体験できるという。
上映予定の作品は「空飛ぶタイヤ」、「ONE PIECE FILM GOLD」。
EyeTrek INSIGHT EI-10は米国で、主に業務用途として販売されている単眼式のスマートグラス。表示ディスプレイは、640×400ドットの有機EL。3軸加速度・3軸ジャイロ・3軸コンパスの高性能センサーに加え、2Kカメラ、Bluetooth、Wi-Fi機能を66gのボディに内蔵する。価格は1500ドル。
イベント概要
名称:「映画・映像の未来 -広がるバリアフリー視聴環境-」
日時:2018年10月28日(日)
メガネ型端末展示体験イベントは、12:00~18:00
会場:東京ミッドタウン日比谷 6F BASE Q
主催:一般社団法人日本映画製作者連盟、一般社団法人映画産業団体連合会
協力:NPO法人メディア・アクセス・サポートセンター(MASC)