10月の音楽ビデオ生産額が前年比124%、レコード約1.8倍。音楽ソフト全体は減少

日本レコード協会(RIAJ)は21日、2018年10月度のレコード生産実績を発表した。音楽ソフト(オーディオレコードと音楽ビデオ合計)生産実績は、数量が前年同月比64%の1,394万5,000枚・巻、金額が同74％の164億1,400万円で、いずれも前年同月を下回ったが、音楽ビデオ(BD/DVDなど)の生産額は前年同月比124％の45億8,200万円で前年を上回った。

同統計は、協会員社の報告をもとにしたもの(非会員社からの販売受託分を含む)。内訳は、オーディオレコード(CD/アナログ盤/カセットなど)が数量で前年同月比65％の1,092万1,000枚・巻、金額で同64％の118億3,200万円。このうち、アナログレコードは数量が前年比182%の18万6,000枚、金額は同190%の3億4,100万円だった。

音楽ビデオは、数量が前年同月比60％の302万3,000枚・巻で前年を大幅に下回ったものの、金額は同124％の45億8,200万円で二ケタ増の伸長。’18年1〜10月の音楽ビデオ累計実績を見ると、数量は120%の4,629万9,000枚・巻、金額は前年比144%の671億1,500万円だった。