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シチズン、IoTスマートウォッチ基盤「Riiiver」'19年夏開始へ業務提携

シチズンとヴェルトは21日、腕時計を起点としたIoTプラットフォーム「Riiiver(リバー)」の開発・運営、およびスマートウォッチの製造・販売に関する資本業務提携を発表した。 シチズンはヴェルトへ約3億円の出資を実施し、21日付でヴェルトは第三者割当増資により株式を発行する。

シチズンでは「ユーザーが自らのアイデアで自らが求める機能を搭載し、カスタマイズできる、全く新しいスマートウォッチ」を開発中で、その基盤となるIoTプラットフォーム・Riiiverをヴェルトと共同で開発する。

Riiiverは腕時計を起点に、ヒト・モノ・コトを有機的につなぎ、新たな「時」の体験を提供するサービス。オープンな性質を持ったIoTプラットフォームとして開発されたもので、ユーザーはRiiiverを通じ、時計、AIスピーカー、IT家電などの様々なIoT機器やサービスを、ライフスタイルやニーズに合わせてつなぐことができるという。今後、パートナー企業のリクルーティングも行ない、'19年夏のサービス開始を目指す。

ヴェルトはスマートウォッチなどをIoT製品・サービスを開発する企業で、Riiiverの企画の一部と開発・運営全般を担うとともに、シチズンと共同でパートナー企業のリクルーティングなども行なう。また'19年度中に同社が発売を予定するスマートウォッチ「VELDT LUXTURE」の製造・販売を一部シチズンが行なうという。

シチズンもRiiiverに対応した機能をカスタマイズできる時計を開発中。

3月10日より米オースティンで開催される、世界最大級の音楽・映画・インタラクティブの祭典「サウス・バイ・サウスウエスト(SXSW)」でRiiiverと共に、両社はスマートウォッチを発表する予定。

ヴェルトが開発するスマートウォッチ「VELDT LUXTURE(ヴェルト ラクスチュア)」