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渋谷でスパイダーマンと飛び回り、壁にぶち当たる!? ソニーの“振動床”を体験
2019年1月31日 13:36
スパイダーマンシリーズ初のアニメ映画「スパイダーマン:スパイダーバース」。3月8日の国内劇場公開に先がけて、ソニーとソニー・ピクチャーズ エンタテインメントは渋谷モディ1階の「ソニースクエア渋谷プロジェクト」において、映画の世界を体験できるイベントを開始。5月6日(月・祝)まで開催する。入場や体験は無料。渋谷モディの営業時間は11時〜21時。
ソニースクエア渋谷は、来場者に「ソニーグループの製品、 テクノロジー、 コンテンツなどを掛け合わせて、 ユニークかつ新たなソニーの魅力を伝えること」を目指して、商業施設・渋谷モディに開設。製品は販売していないが、企画展示を通してソニーのハードやソフトを総合的に体験できる場所となっている。今回のイベントのタイトルは「The『スパイダーマン:スパイダーバース』Experience」。
「スパイダーマン:スパイダーバース」は、従来の映画版のピーター・パーカーではなく、ニューヨーク・ブルックリンの名門私立校に通う中学生マイルス・モラレスが主人公。スパイダーマンではあるが、その力をまだうまくコントロールできないモラレスの成長を描く。
場内でひときわ目立つ「Haptic Floor Experience」を体験した。プロジェクター3台と7.1chのサラウンドスピーカーを使い、横幅約4mの大きなスクリーンで「スパイダーマン:スパイダーバース」の特別映像(約3分半)を椅子に座って鑑賞するかたちだ。同時に体験できるのは4人まで。
このエリアの最大の特徴は「床」にある。4脚の椅子が置かれている床の下に、ソニーの「ハプティクス技術」(触覚提示技術)を応用したアクチュエータ(振動デバイス)が組み込まれており、夜のニューヨークを舞台にスパイダーマンが飛び回り、身体が車や壁のような固いものにぶつかるタイミングや、音楽のビートなどに合わせて振動。ただ揺れるだけでなく、スパイダーマンの身体が壁にぶち当たる“ドンッ”という瞬間的な衝撃や、鈍く揺れ続ける低周波など、映像と音に合わせた演出がなされる。この工夫で没入感を高め、映画の世界観を全身で楽しめる。
なお、6歳以下はこのコンテンツを体験できず、12歳以下は保護者の同伴が必要。決して激しい演出があるわけではないが、振動の刺激に注意が必要な人や、体調がすぐれない人も体験はできない旨の注意書きがあった。
イベントでは他にも、「スパイダーマン:スパイダーバース」のアートワークを展示。制作に関わったスタッフらや、映画プロデューサーのクリスティーナ・スタインバーグがソニースクエア渋谷プロジェクトを訪れて語ったインタビュー映像も見られる。
少し変わった体験コーナーとして「キミもスパイダーマン」が用意されている。これは、来場者が希望すると、スタッフが場内に用意されたXperiaスマートフォンにプリインストールされているアプリ「3Dクリエーター」を使って顔を3D撮影してくれ、その場で来場者の顔が本作の主人公マイルス・モラレスやグウェン・ステイシーになって現れるというもの。
コードを読み込むと手持ちのスマートフォン上で自身の登場する予告映像が楽しめ、SNSにシェアもできるという。