ニュース

クリプトン、漆塗りスピーカー「KX-0.5UR/UB」を約10万円値下げ

クリプトンは、ブックシェルフスピーカー「KX-0.5(Point Five)」をベースに、日本伝統の漆塗りと、西陣織の絹サランネットを取り付けた「KX-0.5UR」(朱塗り)、「KX-0.5UB」(溜塗り)2機種の価格を改定。従来はどちらもペア40万円だったが、ペア298,000円と、約10万円値下げする。引き続き、クリプトンの直販サイトのみでの販売となる。

右から「KX-0.5UR」(朱塗り)、「KX-0.5UB」(溜塗り)

「漆塗りを高価な工芸品としてだけではなく、さまざまな工業製品として広く活用してもらいたいという産地の願いと、スピーカーの外観的な美しさだけでなく、その音質に驚くほどの改善効果を見せるこの素材を使った商品を、より広く普及させたいというクリプトンの思いが合致、両者の努力と協力により品質を落とすことなく低価格化を実現した」という。

なお、3月30日14時から、東京・有楽町にある東京国際フォーラム「G605」会議室にて、このスピーカーの試聴会「KRIPTON MEETING 『漆の奏で』試聴会」も開催する。詳細はクリプトンWebサイトに掲載されている。

KX-0.5の通常モデル(ペア185,000円)のエンクロージャに、漆塗りを施したモデル。URは朱塗り、UBは溜塗りで、2つのタイプが選べる。漆は植物樹脂を使った塗料であるため、木製エンクロージャとの親和性が高く、「潤いのある音でありながら、解像度、SN感の良い音が楽しめる」という。

さらに、サランネットを西陣織の正絹で作っており、透過性に優れ、マスキングのない高品位でまろやかな「和の音」、「絹ごしのなめらかで芳醇な音」が楽しめるとする。

ユニットは、140mm径のカーボンポリプロピレンコーン型ウーファと、35mm径のピュアシルク・リングダイアフラム型ツィータを組み合わせた2ウェイブックシェルフで、エンクロージャは密閉型。