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「宇宙戦艦ヤマト2202」続編製作決定。AnimeJapanイベントレポも
2019年3月29日 16:15
「宇宙戦艦ヤマト2202」の続編製作が決定した。名作「宇宙戦艦ヤマト」をリメイクした「宇宙戦艦ヤマト2199」と、その続編「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」。「愛の戦士たち」の最終章である第七章「新星篇」上映最終日である3月28日に実施された舞台挨拶において、続編の製作決定などの最新情報が発表された。
続編の詳細は、今後発表予定。さらに、2019年秋には、「宇宙戦艦ヤマト2202」初のコンサートも開催決定。こちらも詳細は決定次第発表される。
さらに、3月29日の最終話TV放送後に、2017年2月から劇場上映の度に配信してきたWeb番組の特別版「さらば『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』愛の宣伝会議」をYouTube BANDAI NAMCO Arts Channelにて公開。羽原信義監督と福井晴敏さんが、じっくりと作品の航海を振り返るという。
また、3月24日に「AnimeJapan 2019」で開催されたステージイベントのオフィシャルレポートも到着した。
AnimeJapan『愛の「宇宙戦艦ヤマト2202」アワード』オフィシャルレポ
イベントに登壇したのは、シリーズ構成の福井晴敏さん、古代進役の小野大輔さん、島大介役の鈴村健一さん、クラウス・キーマン役の神谷浩史さん。ファンによるTwitter投稿から選ばれた本作品の好きなセリフについて、大喜利を交えながら語り合った。
最初は「島大介の好きなセリフ・アワード」。島大介を演じる鈴村さんが「ワープ!」(ランキング第3位)や、「素直になれよ、支えてもらうことは恥じゃないだろ?」(第1位)といったセリフを生披露すると客席も大興奮。
ランキングの結果について、鈴村さんは「現場では“ワープマン”と揶揄されていたんですけど(笑)、ちゃんとこの素敵なセリフが第1位に選ばれて、皆さんが『ヤマト』をちゃんと応援してくれていること、島を端に追いやろうとしていないことがわかって嬉しいです」と語った。
そして、隠されていた第2位のセリフは、キャスト陣が予想することに。小野さんからは公開中のある作品に関連させて「シェー!」、鈴村さん本人からはカーナビ音声のような「ソコ、ヒダリデス」など、回答は早速、大喜利合戦となり客席を沸かせた。
2つめの部門は、神谷さんが演じる「クラウス・キーマンの好きなセリフ・アワード」。神谷さんも「これは名言ですよね」と認める第3位の「乗せろ。いいから」、第1位の「だめだ。これはイスカンダルに旅したものが等しく背負う十字架だ。自ら呪縛を絶たない限り、ヤマトに未来はない」など、クールな名セリフを生披露。
隠されていた同率1位のセリフ予想では、鈴村さんは「オマエトモダチ」、「オレ、オマエクウ」といった、なぜか原始人キャラのキーマンを猛プッシュ。神谷さん本人は「お前の母親の新しい恋人、ガミラス人って本当?」と、またもシュールなボケを連発し、会場を盛り上げた。
3つめは、小野さんが演じる「古代進の好きなセリフ・アワード」。第2位の「我々は、あの艦に希望を託す」、第1位の「俺はね、当たり前のことを当たり前にしたいだけなんですよ。約束は守る。助けを求められたら手を貸す。みんな当たり前のことでしょう?」など、古代らしい胸が熱くなるセリフを生披露。
隠された同率2位のセリフ予想では、神谷さんがト書きを含めた「(裸のテレサを見た後に)俺はあそこに行かなくちゃならない!」、鈴村さんが某作の名セリフ「左手はそえるだけ」を拝借した迷回答を発表。小野さん自身が率先して2人の回答に乗っかるまさかの展開に、場内は何度も笑いに包まれた。
最後は、「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」シリーズ全てのセリフの中から、MSS(最も好きなセリフ)を決定することに。
ファンからのTwitter投稿を元にノミネートされたセリフは、土方竜の「死んで取れる責任などないぞ。山南、生きろ。生きて恥をかけ」、デスラーの「彼の友なら、恥をかかせるな」、森雪の「古代進は、地球を救ったぞー!」の3つ。
同時配信していたニコニコ生放送の視聴者投票では土方のセリフが、ステージに足を運んだ観客の会場審査では小野さん=古代進の独断で森雪のセリフが選ばれ、最終的な判断は福井さんに託された。大方の予想通り土方かと思いきや、MSSに選ばれたのはまさかの森雪! キャストと観客が驚く中、福井さんは「(シリーズを通して)森雪はこのセリフを2回言うんですけど、3月29日に放送される最終話を観たら納得して頂けると思います。皆さん観てください」と、宣伝も兼ねたコメントで綺麗にまとめた。
2年以上続いた本作も、キャストが出演するイベントはこれで最後。思い思いの言葉で本イベントを締めることに。
福井さんは「第七章の千秋楽の舞台挨拶でちょっとした発表もありますので、ぜひ皆さん足を運んでください」。
神谷さんは「こんな機会に巡り会えることはもう二度とないんじゃないかと思うくらい、素敵な作品でした。元になった40年前の作品がご覧になった人々の心に一生残り続けたように、本作も皆さんの心に少しでも残り続けてくれればと、そればかりを願っています」。
鈴村さんは「小野くんに良いことを言ってもらうために短くします。次回作へワープ!」。
そして、最後は小野さんが「『ヤマト』を現代に甦らせるだけでなく、次の世代に魂を受け継いでいくために僕らはこの作品に参加したんだなと、改めて今思っています。全スタッフ、ファンの皆さん、『ヤマト』を支えてくれた全ての方々に感謝を申し上げます。本当にありがとうございました!」と熱く締め括り、イベントは幕を閉じた。
「愛の戦士たち」BD/DVD第7巻<最終巻>は4月26日発売
「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」Blu-ray/DVDの第7巻<最終巻>は、4月26日発売。小型プラモデルの「メカコレ」付BDは初回限定生産で9,800円、メカコレ付DVDも初回限定生産で8,800円。通常版BDは8,800円、通常版DVDは7,800円。