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アブサートロン、680万円のBoulderリファレンスフォノアンプ
2019年6月6日 12:30
アブサートロンは、ハイエンドオーディオブランド・Boulder(ボルダー)のフォノアンプ「2108 Phono Preamplifier」を6月に発売する。価格は680万円。
米ボルダーが展開する2100シリーズの新しいフォノアンプ。前機種「2008 Phono Preamplifier」から17年振りのモデルチェンジとなり「新開発ステージを搭載したフォノアンプのリファレンス機」としている。
最新のボルダーオリジナル995S×1/ch、993S×3/chゲインステージを搭載し、歪みとノイズを大幅に低減。明瞭度と低レベルのリニアリティも改善させた。
内部は完全バランスデュアルモノ構造とし、入力・出力は高品質のフルバランス3ピンXLR接続を採用。すべてのオーディオ回路をデュアルチャンネル構成とすることで、左右のチャンネルのアイソレーションを向上させている。
標準のRIAA EQカーブに加え、フロントパネルボタンで選択可能なFFRR/コロンビア/EMIのEQカーブを搭載。「1954年以前に作られたLPレコードの、忠実で正確な再生を可能にした」という。
デュアルシャーシ設計を採用。オーディオ回路、コントロールファンクションは、精密機械加工された高剛性アルミニウム製シャーシ内に収納。また電源回路は、オーディオ回路からの干渉を防ぎ、ノイズ遮断のため別筐体に格納している。
3系統のバランス入力を搭載し、複数のターンテーブルやトーンアームが接続可能。出力も2系統のバランス出力に対応し、メインシステムとレコーディングシステムに同時接続できる。
入力インピーダンスはMCが1000Ω、MMが47kΩ。出力インピーダンスは100Ω(バランス)。RIAAの利得は、MCが70dB/60dB、MMが50dB/40dB、周波数特性は20Hz~20kHz。全高調波歪率は0.005%で、最大出力レベルは28Vrms。チャンネルセパレーションは-100dB以上。
消費電力は最大75W。外形寸法は、本体が457×394×127mm(幅×奥行き×高さ)、電源部が457×394×108mm(同)。重量は、本体が16.8kg、電源部が21.8kg。