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AK×JH Audio新たな最高峰イヤフォン「Layla AION」。12ドライバで45%軽量化
2019年8月8日 10:00
アユートは、Astell&KernとJerry Harvey Audioの両ブランドがコラボレーションしたユニバーサルイヤフォンの新世代フラッグシップモデル「Layla AION(レイラ・アイオン)」を9月に発売する。価格はオープンプライスで、直販価格は399,980円(税込)。
デレク・アンド・ザ・ドミノスの名曲の名を冠したJH Audioのフラッグシップモデル「Layla」は、2014年に同社初のスタジオマスタリングのリファレンス用として登場。その2世代目となる「LaylaII」は、初代のフルカーボンファイバーボディからフルチタンボディに変更。オリジナルサウンドをさらにブラッシュアップした。
第3世代となる今回の「Layla AION」は、オリジナルLaylaのサウンドをベースに最新のテクノロジーを導入。「ユニバーサルIEM(インイヤーモニター)として最高峰のサウンドを目指したJH Audio新世代のフラッグシップモデル」としている。
ユニットは12基のバランスド・アーマチュア(BA)型で、構成は低域×4、中域×4、高域×4の3ウェイ。より軽量/コンパクトになったカーボンファイバーシェルを採用。数百層の圧縮したカーボンファイバー製テキスタイルに樹脂を注入。JH Audioが持つカスタムIEMの経験とノウハウによるエルゴノミックデザインで成形。「カスタムに肉薄するフィット感と安定感、遮音性を実現する」という。
JH Audio が特許を取得している独自のミニクワッドドライバー(ドライバー4個)構成の「soundrIVe(サウンドライブ)テクノロジー」を採用。片方のハウジングに12個(高域×4、中域×4、低域×4)のドライバーを構成することで、広大なワイドレンジサウンドを実現するという。
「Sonic Tube Chassisテクノロジー」も搭載。内部のチャンバールームを3Dプリントで成型して12個のドライバーを最適な位置に配置、シェル本体の内部容積を削減した。Layla IIとの比較で約31%の小型化、45%の軽量化を実現。「Laylaサウンドのクオリティを損ねることなく、より優れた装着感を獲得した」としている。
独自のfreqphaseテクノロジーにより、多数のドライバー構成での時間軸と各帯域の位相を全ての周波数において正確に制御。各ドライバーの信号を0.01ミリ秒以内に確実に到達させ、IEMとして正確な音楽再生を実現するという。
ノズル部分には「Acoustic Sound Chamber」を設け、導管に汗や異物が入り込むことを防止。
ケーブルは交換可能で、着脱が容易で確実に接続できるというドイツ製ミリタリーグレードのイリジウムコネクターを搭載。挿入方向が定まらないと押し込めない7ピンタイプにより、接続時の予期しない事故を防げるという。Oリングがパッキンの役目を果たし、汗などの侵入を防ぐ高い耐久性も特徴。高純度伝送を実現する4N OFC銅線にシルバープレーテッド加工を施した2.5mm 4極バランス対応ケーブル(低域調整搭載)が付属する。
再生周波数帯域は10Hz~23kHzで、入力感度は117dB、インピーダンスは20Ω。付属品はカーボンファイバー&アルミニウム製キャリングケース、IEMケーブル、シリコンイヤーピース (S/M/L)、フォームイヤーピース(S/M/L)、2.5mm 4極→3.5mm 3極変換ケーブル、低域調整用スクリュードライバー、クリーニングブラシなど。