KDDI、5Gを使ってドローンレースを4Kライブ配信

KDDIとKDDI総合研究所は、東京モーターショーで開催するドローンレース「FAI Drone Tokyo 2019 Racing and Conference」(DTRC2019)にて、5G通信を使った高画質な映像配信と、空撮用ドローンからの4Kリアルタイム中継を行なう。実施日は11月2日のレース決勝で、ライブ配信による試合の模様は「YouTube Live」と「uP!!!ライブパス」で視聴できる。

撮影用のドローン (プロドローン製)

YouTuber「カジサック」が、DTRC2019レース決勝の様子を撮影し、5G通信で高画質にYouTubeへ配信。KDDIは「大容量・低遅延の5G通信により、これまで難しかった屋外からの高精細な映像をアップロードし、ライブ配信が簡単にできるようになり、遠隔地からもレースを楽しめる」としている。

映像配信のシステムイメージ

4Kリアルタイム中継では、レースを空撮するドローンからの映像を、KDDI総合研究所が開発した超低遅延4K伝送システムを用い、会場内の大型モニタに4K映像を伝送する。従来の無線通信を活用したドローンによる4K映像中継は、カメラからディスプレイ表示まで、数百ミリ秒の映像遅延が発生していた。KDDIは「超低遅延4K伝送システムでは、カメラ入力から映像出力までのすべてのプロセスを見直すとともに、映像圧縮や配信のパラメーターを最適化することで100ミリ秒を下回る世界最小の超低遅延を実現した」としている。

超低遅延4K伝送システムのイメージ

KDDIのauスマートパスプレミアム会員を対象に、DTRC2019チケットプレゼントキャンペーンも実施。25組50名にプレゼントされる。申込期間は2019年10月15日12時～2019年10月21日12時まで。