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NHK、“NHKから国民を守る党”の立花孝志党首を、受信料未払いで提訴
2019年10月28日 16:17
NHKは28日、NHKから国民を守る党の党首である立花孝志氏に対して、放送受信料の支払いを求める民事訴訟を東京地方裁判所に提起した。立花氏の参議院議員会館に設置した受信機の放送受信契約について、受信料4,560円を請求していたが、支払いがなかったという。
受信機は東京都千代田区永田町の参議院議員会館内にあり、設置日は8月1日。衛星契約で1台。請求金額は8~9月分となる4,560円。
NHKは立花氏に対して、受信料の支払いを求め、支払いがない場合は法的手続きをとるという通知を発送したが、期限までに支払いがなく、「やむを得ず、民事訴訟の提起に至った。NHKは、引き続き、公共放送の役割や受信料制度の意義を視聴者・国民のみなさまに丁寧に説明してご理解いただき、受信料の公平負担の徹底に全力で取り組んでいく」とコメントしている。
また、NHK勝訴で判決が確定した2件の損害賠償請求訴訟の賠償金など、134万7,697円の仕払を立花氏に求める支払請求書も送付。
立花氏が視聴者を促して、受信料の契約・収納業務のための視聴者宅への訪問を不法行為だとしてNHKを訴えさせた2件の訴訟で、NHKが勝訴。NHKでは、この裁判の提訴が、NHKの業務を妨害することを目的にした不法行為にあたるとし、対応に要した弁護士費用相当額の仕払を求めて立花氏と2件の提訴の各原告を逆提訴。これらの裁判でもNHKが勝訴し、判決が確定している。