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東宝、アニメ映像プロダクション「TIA」に出資。若手クリエイター育成へ

東宝は17日、映像プロダクション「TIA」に出資し、若手クリエイターの育成を目的とした業務提携契約を締結したと発表した。東宝の持株比率は34.8%で、TIAの筆頭株主となる。

TIA(TOHO INTERACTIVE ANIMATION STUDIOS)は、ゲーム開発実績を持つイルカ(ILCA)と、CGアニメなどの映像制作を手掛けるアニマ(ANIMA)によって、'17年8月に設立された企業(旧商号はアイアンドエー)。制作機能はアニメ・ゲーム業界で高く評価されているという。

出資の背景について東宝は「中期経営戦略“TOHO VISION 2021”において、主軸と位置付けるコンテンツ戦略の一環が、優れたクリエイターとのパートナーシップの強化であり、映像コンテンツに関する企画開発力の強化と新機軸の作品創出。TIA所属の有望なアニメーター・演出家・脚本家等に対し、当社プロデューサーとの共同企画開発、また当社製作作品への参加等の機会を継続的に提供することにより、優れた才能と技術を持つクリエイターの育成に取り組む」と説明。

今回の出資に関し「当社の連結業績に与える影響は軽微」としている。