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Filmarks、映画レビューに基づき「似ている作品」レコメンド開始

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映画レビューサービスのFilmarksは、投稿されたレビューをもとに、類似作品をレコメンドする新機能を提供開始した。

「似ている作品」の表示例(「ラ・ラ・ランド」作品ページ内で編集部が4月3日確認)

今回リリースしたレコメンド機能は、Filmarksユーザーが投稿した映画レビューデータをもとに、テキスト間の類似度を解析する自然言語処理技術を用いることで実現。

レビューテキストには「作品が扱っているテーマ」や「ジャンル」、「テイスト」、「監督・キャスト」、「舞台・地名」、「登場アイテム」、「感情」などの様々な情報が含まれており、これらを元に作品間の類似度を計算するため、独自性のあるレコメンド結果になるという。

Filmarksの映画作品登録数は、2020年3月時点で約9万作品以上。しかし、中には評価が高いにもかかわらず、一部のユーザーにしかレビュー投稿をされていない作品が多数存在するという。

そこで、膨大な数の作品の中から「ユーザーが観たい作品」に出会える機能を強化するものとしてレコメンド機能をリリース。各作品詳細ページ上の「似ている作品」枠に表示される。

ユーザーは、観終わった作品を起点に、次に観たい作品を探したり、好きな作品によく似たテイストの作品を簡単に見つけられるようになり、「自分好みの『いい映画と出会える』機会がさらに増える」ことが期待されるという。

今後は、ユーザーの行動(鑑賞記録など)に基づき、人によって異なる独自の作品をおすすめするレコメンドや、ユーザー同士のマッチングを目指し、取り組みを進めるとしている。

【レコメンド作品の例】 2020年3月31日時点のデータに基づく結果

「パラサイト 半地下の家族」の場合
・「アス」
・「ジョーカー」
・「下女」
・「家族を想うとき」
・「母なる証明」
・「セメントの記憶」
・「岬の兄妹」
・「万引き家族」

「ラ・ラ・ランド」の場合
・「セッション」
・「カフェ・ソサエティ」
・「シェルブールの雨傘」
・「ニューヨーク・ニューヨーク」
・「アリー/スター誕生」
・「バンド・ワゴン」
・「ロシュフォールの恋人たち」
・「カイロの紫のバラ」