「楽天チケット」×「Rakuten TV」連携、リアル&配信イベント同時開催支援

楽天は、イベント主催者やアーティストなどのコンテンツホルダーである事業者を対象に、チケット予約・販売サイト「楽天チケット」と、動画配信サービス「Rakuten TV」を組み合わせて、オフラインとオンライン同時開催のハイブリッド型ライブイベントを支援するソリューションを2日より提供開始する。

事業者はこのソリューションを利用することで、オンラインでのチケット販売からオフラインイベントのライブ配信までをスムーズに実現可能。例えばオフラインでの観客数を限定しながらオンラインでは大規模にライブ配信をしたい場合、双方同時にチケットを販売し、効率的かつシームレスにリアルイベントおよびライブ配信へと集客することができるという。

ユーザーにとっては、チケットの購入からライブ配信の視聴まで、楽天IDひとつで行なうことができる。また、チケット購入時には「楽天ポイント」を貯めたり、使ったりすることも可能。

「Rakuten TV」では2月以降、「舞台『弱虫ペダル』新インターハイ篇FINAL〜POWER OF BIKE〜」や「さまぁ〜ずライブ12」、人気声優によるイベントなど、様々なイベントのライブ配信を手掛けており、「“Rakuten TV”とチケット販売の“楽天チケット”を組み合わせたソリューションへのニーズが高いと考え、今回の提供に至った」という。

また楽天は、ソリューションの一環として、1億以上の楽天会員からなる顧客基盤に基づく消費行動分析データの活用などを通じて、イベント主催者やアーティストの販促活動も支援する。楽天グループの持つサービスやノウハウを、今回のソリューションと組み合わせて提供することで、イベント主催者やアーティストなどの収益多様化を図る。また、楽天が運営する多様なエンターテインメントサービスと連携した音楽配信やグッズ販売など、より複合的なコンテンツ展開をワンストップで支援できるようにしていく予定という。