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センサー + AI + エッジコンピューティングの次世代補聴器「Livio Edge AI」
2020年6月15日 15:00
スターキージャパンは、世界唯一というセンサー&AI補聴器に、エッジコンピューティング技術も搭載した「Livio Edge AI」を6月24日に発売する。片耳での価格はオープンプライス。Edge AIを含めたシリーズの価格表は以下の通り。なお、補聴器は非課税となる。
充電式耳あな型は「ITC/HS/ITE」、耳かけ型(充電式含む)は「RIC R/RIC312/BTE13」をラインナップする。
今までのAI補聴器は、クラウドベースの情報に接続するため、スマートフォンなどのデバイスが不可欠だった。「Livio Edge AI」は、補聴器単体で、本体をダブルタップすると、AIによる音響環境の分析を行ない、その場の環境に応じた調整が可能なのが特徴。このエッジモードは、「既存のAI補聴器の革命的な技術革新」だという。
使用中は常に音響環境を分析、聴取環境の適切な調整が自動的に行なわれる。調整は音響環境だけでなく、2,000人以上のアクティブなデータを元にして、予想される聴取意図に基づいている。調整パラメータには、補聴器ゲイン、ノイズ管理、指向性モードの様々な組み合わせが含まれている。これにより、様々な環境での聞き取りを改善できるという。
新製品発売の一環として、世界初という2.4GHzワイヤレスリチウムイオン充電式“耳あな型”補聴器「ITE/HS/ITC」計30機種を同時発売する。オーダーメイド(耳あな型)充電タイプにより、「さらに簡単、便利な補聴器ライフをお届けできる」とする。
また、センサー&AI搭載補聴器「Livio AI」を、2000、1600、1200、1000の全クラス、282機種へと展開する。
また、スマホ専用アプリ「スライブ」の使いやすさとパフォーマンスを向上。グループで会話を楽しむための8つのマイクを内蔵したワイヤレスアクセサリー「テーブルマイク」も同時発売する。
1200以上の耳かけ型では、NFMI(Near Field Magnetic Induction)を使った、両耳間通信を実現。2.4GHzデュアルワイヤレス通信対応アクセサリー5種と接続できる。
また、店舗専門スタッフによる遠隔調整を可能にする「どこでも聴覚ケア」も用意。電話、音楽、メディア、その他のワイヤレスストリーミングはiPhoneだけでなく、Android端末からも可能。