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ジャパンディスプレイ、30.2型の8K液晶ディスプレイ開発

ジャパンディスプレイは、30.2型の8K(7,680×4,320ドット/292ppi)液晶ディスプレイを開発した。放送局や画像編集用途に加え、広がりを見せる非開腹手術(腹腔鏡手術、内視鏡手術)、繊細な表示を求められる眼科や脳外科手術といった医療用途にも適しているという。この技術を用いた製品はサンプル対応を開始し、2021年夏からの量産を予定している。

用途に応じて使い分けられるように、8K4K医療用液晶ディスプレイの中では世界トップレベルという1,000cd/m2を実現した高輝度モデルと、広色域モデル(BT.2020カバー率90%)の2仕様を用意。広色域モデルの輝度は500cd/m2。コントラスト比はどちらも1,400:1。

高精細と高輝度を実現するためにLTPS技術を利用するとともに、IPS液晶により広視野角、高コントラストも実現した。