DUNU、高磁力マグネットの「ECLIPSE」ドライバ搭載イヤフォン「ZEN」

ZEN 禅

サウンドアースは、DUNUブランドのイヤフォン「ZEN 禅」を2月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は79,780円。

独自開発ダイナミックドライバーの技術をより進化させた「ECLIPSE」を搭載したイヤフォン。LUNAの開発時に同時進行で開発されたダイナミックドライバー搭載のハイエンド機としている。

ECLIPSEドライバは、振動板にW字型モルフォロジー、Mg-AI合金ドームとのポーラスアモルファスカーボンコーディング(ナノDLC)を開発し、外周には高分子エラストマー完全独立型サスペンションと制振スタビライザーリングを装備。現在市場に出回っているダイナミックドライバーよりもハイグレードな振動板としている。

ナノポーラスアモルファスカーボンダイアフラムコーティング(nanoDLC)は、現在達成可能なsp3とsp2のハイブリッドカーボンの最高比率を含み、金属基板のみと互換性のある高音域フィルター付きパルスアーク蒸着技術を用いて成膜。このプロセスにより、隙間や表面の欠陥が少なくなり、純粋なダイヤモンドに近い層が得られるという。

マグネットには、IEMで最上レベルの1.8テスラの高磁力外部リングマグネットを採用。ハウジング同士が磁力でくっ付くほどの高磁力により、IEM史上最高レベルの高速応答性と振動板制御を実現したとしている。

ハウジング素材はS316Lステンレススチールを採用。ハウジング内部には独自のACISシステムを備え、空気圧の調整を緻密に行なっているという。

また、有線IEMでは、コストの関係上、クロスオーバーや抵抗などの制御をするために、抵抗回路を抵抗線で実現することが多いという。ZENは専用のPCBを作り、そこでアナログ・デジタル制御とEQ制御を行ない高性能なPCBを1から作り上げたという。

イヤフォン側端子はMMCX。8コア高純度単結晶銀メッキ銅リッツ線のケーブルが付属する。プラグも交換可能で、4.4mmバランス、3.5mmアンバランス、2.5mmバランスのプラグが付属する。

周波数特性は5Hz～40kHz。感度は112±1dB。インピーダンスは16Ω。重量は21g。