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ミニシアター「アップリンク渋谷」5月20日閉館

アップリンク渋谷公式サイト内の、施設紹介ページ

1995年10月にオープンした、奥渋谷のミニシアター「アップリンク渋谷」が、2021年5月20日で閉館となる。設備や機材の老朽化による再投資の時期に新型コロナウイルスの影響で収入が途絶え、様々な支援で昨年は乗り越えたが、今年は“限界を超える状態”とし、「閉館という決断を余儀なくされました」という。

なお、現在の拠点である「アップリンク吉祥寺」、「アップリンク京都」、「アップリンク・クラウド」は継続して活動していく。

アップリンク渋谷の前進は、1995年、神南にオープンしたイベントスペースの「アップリンク・ファクトリー」。その後、現在の宇田川町に2004年に移転し、“日本一小さな映画館”「アップリンクX」としてスタート。ファクトリー時代から数えて、26年間渋谷を拠点に活動してきた。

アップリンク代表の浅井隆氏は公式サイトにおいて、閉館の経緯を「収入が途絶えた時、最初に一番の支援となったのは、『アップリンク・クラウドの見放題パック』や『アップリンク・ソフトドリンク付き回数券』を購入してくださった方達のご厚意でした。また『ミニシアターエイド未来券』では多くの方が『アップリンク渋谷』を指定して支援してくださいました。心より感謝いたします。昨年は助成金、補助金もあり、ぎりぎり生き延びることができましたが、今年はさすがに限界を超える状態で、再投資をしても先が見えない状況となり、閉館という決断を余儀なくされました」と説明している。