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新宿“3D巨大猫”の街頭ビジョン本放映。「無重力編」や長尺版も

「クロス新宿ビジョン」

「巨大猫」が話題となった「クロス新宿ビジョン」が12日、本放映を開始した。巨大猫3D動画「無重力編」の放映や長尺バージョンの制作なども予定している。

「クロス新宿ビジョン」は、クロススペースが委託し、マイクロアドデジタルサイネージとユニカが共同運営する、150m2超えで、国内唯一という4K相当画質の大型街頭ビジョン。設置場所は新宿区新宿3-23-18 クロス新宿ビル屋上。

設置場所

7月1日からの仮放映期間に、「新宿駅東口の巨大猫の3D動画」が大きな反響となり、国内外に拡散。ビジョンの認知度も大きく高まったとしている。

画面のサイズは横18.96m、高さ8.16m。6ミリピッチLED SMD仕様で、4K相当の画質を実現している。ビジョンは湾曲形状をしており、かつ、3Dに見える視聴位置に新宿駅東口広場があるため、3D動画に最適な形状・立地を兼ね備え、より広く、より多くの視聴者数を得られるという。

ビジョン前に人が集められる広場があることは、効果的なプロモーションを行なうために重要で、実際に、仮放映時においても「巨大3D猫」目当ての視聴者が新宿駅東口駅前広場に多く集まったが、誘導員の誘導により、歩行者を妨げることはなかったとする。

仮放映時の新宿駅東口駅前の様子

3D動画以外にも施策を実施中。通り向かいにある関係会社所有建物に設置したカメラからのYouTubeライブ配信、及び、180度視界が操作できるVRカメラによるライブ配信も行なっている。放映されている映像を国内外に配信し、それを180度VRで確認可能なシステムは、これまでの街頭ビジョンにはない配信手法だという。

YouTubeライブ配信画面。この視点では巨大猫はゆがんで見える

巨大猫の3D動画については、現在放映している「おしゃべり編」が約15秒と短いため、スマホ等での撮影が間に合わず、次回放映を待っている観覧者が多い状況となっていることから、当面の間、大幅に露出回数を増加。放映時間もTwitter(@cross_s_vision)などで告知する。

また今後は、現在制作中の巨大猫3D動画「無重力編」をより長い映像とするほか、各種3D動画をまとめた長尺の映像を用意するなど、撮影を容易にして観覧者の利便性を高める対策も実施するという。

クロススペースは、「巨大三毛猫に対して大きな反響をいただき、大変感謝しております。今後も巨大三毛猫が新宿駅東口駅前広場のアイコンとして愛され、いずれ渋谷のハチ公像とならぶ待ち合わせのメッカとなるよう各種の試みを打ち出しますので、引き続きご注目ください」とコメントしている。