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ノジマ、ソニー・ピクチャーズ子会社とJCOM出資の衛星放送事業を譲受

家電専門店のノジマは2日、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント(SPEJ)の子会社が運営する有料衛星放送事業、およびSPEJとJCOMが出資する有料衛星放送事業を承継、譲受する契約を締結したと発表した。

ノジマが承継するのは、SPEJが100%出資する新会社(AXN)が株式保有するミステリチャンネル、AXNエンタテインメント、およびAXN、J:COMが株式保有するAXNジャパンが運営する有料衛星放送事業。チャンネルとしては、海外ドラマを中心に放送する「AXN」と、ミステリードラマを中心に放送する「AXNミステリー」。ノジマは事業承継と合わせ、今後AXNを100%出資の子会社とする。

事業譲受の理由については、「今回、SPEJが運営する衛星放送事業をグループの事業領域に加えることで、各事業領域のモノやサービスにこれまでになかったコンテンツを融合させることによる新たなサービスのご提供と、ニューノーマル時代においてより充実した優良なサービスをご提案してまいります」と説明。また、「現在のAXN、AXNミステリーの視聴者の皆様には、放送サービスの高度化や多様化を推進するとともに、ノジマグループのサービスとコラボレーションした新たなサービスをご提案することで更に満足度を高め、より一層充実した番組コンテンツをご提供してまいります」という。

今後の事業展開に関しては、「全国・地域に幅広く番組を発信するSPEJの有料衛星放送基盤に、ノジマグループのリアル、通信、インターネットの事業領域を組み合わせ、今までにない新しいビジネスモデルへのチャレンジを行なうことで、より一層のグループシナジーを発揮し更なる事業の拡大に取り組んでまいります」とコメント。

さらに「チャンネルの視聴者の皆様やノジマグループをご利用いただいておりますお客様に対しましては、チャンネルと連動した魅力ある新しいサービスやコンテンツのご紹介等により、ニューノーマル時代の生活スタイルをより豊かにするご提案を行なってまいります」としている。