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アニマックスとキッズステーションがノジマ傘下に

ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント(SPEJ)とAXNが100%出資するAKエンタテインメントは12月19日、SPEJが保有するアニマックスブロードキャスト・ジャパンの発行済株式66%と、キッズステーションの発行済株式67%を含む両社に係る子会社管理事業を、AKエンタテインメントに承継することで正式契約を締結した。取引は2024年4月1日に完了予定。

SPEJは新会社「AKメディア」を設立し、保有するアニマックスとキッズステーションの株式すべてと、両社の事業に従事している従業員、一部のコーポレート部門の従業員を吸収分割の方法で同社に承継させたうえで、AKエンタテインメントがAKメディアの発行株式すべてを譲り受ける。

またアニマックスについては、同取引完了前に自己株式取得を実施し、SPEJ以外の株主である東映アニメーション、トムス・エンタテインメント、バンダイナムコフィルムワークス、ADKマーケティング・ソリューションズの4社から、保有するアニマックス株すべてを取得する予定。

これらすべての取引の結果、アニマックスとキッズステーションが行なう全事業と現有の顧客取引は、AKメディアの傘下で継続され、AKエンタテインメントは同社を通じて、アニマックスの株式100%とキッズステーションの株式67%を保有する。

SPEJはこれまで、多くの人気アニメやオリジナル番組を届けるほか、各種イベントなど、アニメカルチャーやキッズコンテンツを通じたエンタテインメント体験を提供することによって、多くのファンや視聴者より支持されるチャンネルとしてアニマックスとキッズステーションを運営してきたが、「ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント(本社・米国)によるグローバルでのネットワーク事業ポートフォリオの見直しの一環」により、今回の取引を実施することになったと説明。

AXNを傘下に抱える家電量販チェーンのノジマは「今回の株式取得により、拡大するアニメ市場と次世代を担うこどもの知的好奇心を育む事業領域にチャンネルを拡大し、既存の3チャンネル(編注:アクションチャンネル、ミステリーチャンネル、ザ・シネマ)とのシナジーの創出を図りながら、より多くのお客様の期待に応える魅力あるチャンネル構築を進めて参ります」としている。