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映画「スーパーマリオ」公開時期は'22年末。キャスト10名も発表

任天堂公式Twitterより

任天堂がイルミネーションと共同で制作を進めている「スーパーマリオ」アニメ映画の公開時期が2022年ホリデーシーズンに決定した。北米では'22年12月21日に公開される。日本や欧州などでの具体的な公開時期は追って案内される。また登場キャラクター10名の声優キャストも発表された。

9月24日に配信された「Nintendo Direct 2021.9.24」内で発表されたもの。具体的な映画のストーリーや映像などは公開されなかった。

キャストが発表されたのはマリオやピーチ姫、ルイージ、クッパなど、シリーズでおなじみのキャラクターたち。マリオはマーベル映画「ガーディアン・オブ・ギャラクシー」などで知られるクリス・プラットが演じる。シリーズ生みの親である宮本茂氏は「映画ではマリオがたくさん喋りますよ。クリスさんの多彩な演技のマリオをお楽しみに」としている。

ピーチ姫役はM・ナイト・シャマラン監督作の「スプリット」や「ミスター・ガラス」に出演したアニャ・テイラー=ジョイ、ルイージ役はチャーリー・デイ、クッパ役はジャック・ブラックが務める。

そのほかキノピオ役はキーガン・マイケル・キー、ドンキーコング役はセス・ローゲン、クランキーコング役はフレッド・アーミセン、カメック役はケビン・マイケル・リチャードソン、ブラッキー役はセバスティアン・マニスカルコが声優を務める。

また担当キャラクターは「???」と伏せられているものの、ゲームで長年マリオなどを演じているチャールズ・マーティネーも参加。宮本氏によれば「ちょっとだけ、意外な役で出演していただきます」とのこと。

「マリオ」を扱った映画の企画開発は2018年2月に発表されたもの。プロデューサーは、イルミネーション創業者で代表のクリス・メレダンドリ氏と、任天堂代表取締役フェローの宮本氏が共同で担当する。映画にはUniversal Picturesと任天堂が出資。配給は全世界においてUniversal Picturesが担当する。

監督はアーロン・ホーバス氏とマイケル・ジェレニック氏が担当。脚本はマシュー・フォーゲル氏が手掛けた。

宮本氏は「キャラクターのライセンス映画を制作するのではなく、スーパーマリオをスクリーンで観て、ゲームを知っている人も知らない人も楽しめる娯楽作品を目指して、クリスさんが率いるベテランチームと制作しています。多くの学びを得ながらも、制作は順調に、かつ有意義に進んでいます。公開までもう少しお時間をいただくことになりますが、劇場の画面で動き回る個性あふれるキャラクター達にご期待ください」と述べている。

Nintendo Direct 2021.9.24(映画に関する発表は28分40秒ごろから)