TVer、'21年10月動画再生数が初の2億超え

民放公式テレビポータルのTVerは、2021年10月に月間動画再生数が初めて2億回を突破したと明らかにした。昨年同月比の2倍を記録しており、コネクテッドTV視聴の伸長が要因という。

ビデオリサーチ調べによる10月の動画再生数は2億600万回で、昨年10月に記録した再生数・1億400万回の約2倍となった。大きな要因の1つとして、Android TVや各種ストリーミングデバイスなどを利用した“コネクテッドTV”でのTVer視聴の急進。再生回数は昨年同月比3.2倍、全体の再生数の2割以上となるまで伸長したという。

同社は、コネクテッドTVの対応デバイスを拡張させており、「TVerを通して放送局が制作した安心・安全で良質なテレビコンテンツを、いつでもどこでも自由に好きなデバイスで視聴するスタイルが急速に浸透している」と分析している。

もう一つの要因として挙げているのが、配信コンテンツ数の増加。TVerは、2015年10月に在京民放5局の約50番組のレギュラーコンテンツの配信からサービスを開始したが、現在は全国の放送局の約400番組を数えるほか、アーカイブ作品やライブ配信も拡充している。

既報の通り、日本テレビはテレビ番組を放送と同時にインターネットでも見られるようにする同時配信(リアルタイム配信)をTVerで実施中。12月開始予定のテレビ東京、年明け開始予定のテレビ朝日およびフジテレビも、TVerでの同時配信を発表している。