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米TIDALに広告付きの無料プラン

TIDAL公式サイトより

米TIDALは現地時間の11月17日、サービスを無料で利用できる広告付き新プラン「Free」を米国ユーザー向けに発表した。これによりTIDALの料金プランは「Free」と「HiFi」、「HiFi Plus」の3形態となる。

料金プランは3形態に

無料の新プランでも、同サービスで配信されている8,000万曲以上を楽しむことができ、エキスパートが作成したプレイリストも利用できる。ただし再生品質は最大160kbpsまでに制限され、限られた回数ながら広告も差し込まれる。

なお、現時点ではプランのアップグレードを案内する自社広告のみが流れるという。

月額9.99ドルのHiFiプランでは、最大1,411kbpsでのストリーミングが可能で、ストリーミング履歴を追跡できる新たなアクティビティフィードが表示される。オフライン再生や広告なしの無制限スキップもできる。

最上位のHiFi Plusプランは月額19.99ドル。最大9,216kbpsのMQA再生や360 Reality Audio、Dolby Atmos Musicへのアクセスが可能で、「Direct Artist Payouts」や「Fan-Centered Royalties」といった新しいロイヤリティ支払いモデルや新コンテンツへ早期アクセスもできる。

「Direct Artist Payouts」は、各HiFi Plusユーザーが最も楽曲を再生したアーティストに対し、そのユーザーの月額料金10%分が支払われるもの。2022年1月に導入される「Fan-Centered Royalties」は従来よりも「公平で透明性の高い」というロイヤリティ支払いモデルだという。

導入後は、アプリ内の「マイアクティビティ」タブから、前月に楽曲を再生したアーティストに対し、どれだけロイヤリティが支払われたかを確認できるようになる。