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「宇宙戦艦ヤマト 2205 後章」2月4日公開。「ファンの期待を裏切らない仕上がり」

左から中村繪里子、畠中祐、森永千才、小野大輔、安田賢司、福井晴敏

2月4日より劇場上映する「宇宙戦艦ヤマト 2205 新たなる旅立ち 後章 -STASHA-」。1月19日に新宿ピカデリーにて行なわれた完成披露舞台挨拶のレポートが到着した。

舞台挨拶には、古代進役の小野大輔、土門竜介役の畠中祐、キャロライン雷電役の森永千才と、安田賢司監督、シリーズ構成・脚本の福井晴敏、MCとして桐生美影役の中村繪里子が登壇。本作の魅力を語った。

登壇者の挨拶からスタートし、小野は「『宇宙戦艦ヤマト 2199』で最初に古代進を演じてから約10年、旅を続け、新しい仲間も増えました。一緒に艦を進めてくれたキャスト、スタッフの方々と共に舞台に立てて光栄です。これまでのファンの方、新しいファンの方もこの喜びを分かち合いましょう」とコメント。

小野大輔

畠中は「本作の上映を、僕自身とても待ち望んでいました。皆さんの心に何が残るのか楽しみです。熱量のある作品になっていますのでぜひお楽しみください」。森永は「収録から上映まで長かったですが、やっとお届けすることができて嬉しいです。皆さんの期待を越えるものになっていると思います」と本作が完成した感慨を語った。

畠中祐
森永千才

安田も無事に完成したことに安堵しつつ、ファンの期待を裏切らない仕上がりになったと語り、福井は「新作が上映されるときはいつもドキドキしますが、今は早く皆さんの感想が聞きたいです」と上映を楽しみにする様子を見せた。

安田賢司
福井晴敏

次に、「2205」から宇宙戦艦ヤマトの艦長となった古代に焦点を当てトークを展開。古代を演じる小野が、「『2205』の古代は“艦長はこうあるべきだ”とどっしり構え、覚悟が決まっていたように見えました。多くを語らない姿勢が、男らしくて好きでしたね」と振り返ると、福井から「周囲からの評価は良くなかったですね(笑)」とツッコミ。

畠中も「古代はかっこよかったが、確かに何を考えているか分からないところも多かったですね。」と笑いつつも、古代が胸に秘めた思いを吐露する姿には共感を覚えたという。

また小野は、新人クルーを演じた畠中と森永に対し、「戦闘中の緊張感がしっかりと表現されていて、収録は別々でしたが、同じ戦艦や戦闘機に乗って一緒に戦えたと感じました」と役者の目線から語った。

続いて、出演者から本作の見どころを紹介。畠中は「古代とデスラーのドラマが濃密でした」と語り、森永は「物語が進むにつれ、キャラクターにそれぞれの成長があり、新たな魅力を発見できると思います」とコメント。小野は「スターシャにまつわるシーンは“次の世代に繋げよう”と思えました」と各々の印象を語った。

安田は「『ヤマト』シリーズは人間ドラマが魅力だと思い、丁寧に描くようにしました。特に“人間”としてのデスラーにはこだわりました」と説明した。

舞台挨拶の最後に、畠中は「土門の父親が最期に見せた笑顔の真相は、とても胸に刺さるもので、皆さんにも何か感じてもらえるものになると思います」と注目して欲しいポイントを紹介。森永は「目の離せない展開の連続に圧倒されると思います。『ヤマト』シリーズに新人として参加することにプレッシャーを感じていましたが、温かく迎えて貰えてよかったです」とコメント。

小野は「本作がひとつの終わり、10年の集大成のように思え、感無量です。しかし、“これからヤマトは未来へ飛び立つんだな”という、希望に満ちた新たな始まりでもあると思います」。安田は「後章は、冒頭から怒涛の展開と泣けるラストが待っています。私は自画自賛することは多くありませんが、本作は本当に良い作品になったと思います」。福井は「ヤマトは人に希望を与える艦でなければならないと思っています。悲しいことも起こる本作ですが、最後には“人間っていいな”と思えるものになっています」と各々のコメントで締めくくられた。