今夜18時頃から皆既月食・天王星食。国立天文台YouTubeライブ配信

11月8日の夜、皆既月食が起こる。国立天文台によれば、月は、18時9分から欠け始め、19時16分に皆既食になるという。日本全国で観察できる見込みで、国立天文台では東京都にある三鷹キャンパスから皆既月食のライブ配信を、YouTubeとニコニコ生放送で予定している。

皆既となった月は、赤銅色と呼ばれる赤黒い色に見える。皆既食は86分間続いて20時42分に終わり、その後は徐々に月は地球の影から抜けて、21時49分に部分食が終わる。今回の月食は、南西諸島では部分食の始まり時点での月の高度が低いものの、多くの地域で月の高度がある程度高くなる時間帯に皆既食になるため、観察しやすいという。

また、月食の最中に、小笠原諸島を除く日本のほとんどの場所で月が天王星を隠す「天王星食」も起こる。赤銅色の月の陰に隠れる青い惑星が見られる現象。天王星は約6等級で、薄い青色に見える。「非常に条件の良い空でも肉眼で見える限界の明るさ」だが、普段の満月のすぐ近くであれば、圧倒的な明るさに負けてしまう。しかし、多くの地域では天王星の潜入時に月が皆既食中で暗いため、見つけやすいとのこと。

各地における、詳しい月食の予報は国立天文台のサイトに記載されている。

ニコニコ生放送【国立天文台ライブ配信】皆既月食+天王星食（2022年11月8日）