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Hiby、A/AB級アンプ切り替えできるDAP「R6 III」

「R6 III」

ミックスウェーブは、Hiby Musicより、Class A/ABアンプ切り替え機能を搭載したDAP「R6 III」を、3月31日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は75,900円前後。同日から試聴機展示も開始する。カラーはBlackとGray。

ポータブルプレーヤーながら、ボタンを押すだけでClass AアンプとClass ABアンプを切り替えられるのが特徴。ポータブルと据え置きの使用場面に応じて、消費電力と音質をトレードオフで選択でき、IEMからフルサイズヘッドフォンまで幅広く対応する。

DACチップは「ES9038Q2M」をデュアルで搭載し、最大768kHz/32bitまでのPCMとDSD 512をネイティブサポートする。シングルエンド、バランスエンドのどちらでもデュアルDACが連動して動作し「最高の音楽体験」を楽しめ、電流出力とClass Aアンプの併用により「高い解像度とパワーを最適なバランスで実現する」という。

バッテリー駆動時間はClass A使用時はシングルエンドで最大9時間、4.4mmバランスで同6時間・Class AB使用時はシングルエンド最大15時間、4.4mmバランスで12時間。

オペアンプも「OPA1652」をデュアルで搭載。16個のハンドマッチトランジスタで構成されたClass Aアンプは「クロスオーバーの歪みがゼロであることと、瞬間的な反応に優れた過渡特性を実現する」とのこと。Elnaのオーディオコンデンサー、45.158MHzと49.152MHzの二つの高精度水晶発振器も採用した。

出力は3.5mmのシングルエンドとラインアウト、4.4mmのバランスアウトとラインアウトを、すべて独立した形で搭載。そのすべてに個別でボリュームメモリを備えている。そのほか、USBデジタルオーディオ入力/出力や同軸デジタル出力なども可能。最大出力は3.5mmシングルエンド A/AB時で2Vrms、4.4mmmバランス A/AB時で3.6Vrms。ラインアウトの最大出力は3.5mmが2Vrms、4.4mmが4Vrms。

11nmプロセスを採用したQualcomm製チップ「Snapdragon 665」を採用し、複数のアプリやブラウジング、動作の重いオーディオ処理をマルチタスクでも処理可能。この強力な処理能力により、MQAデータの16倍展開も可能になった。

Black

RAM容量は4GB、内蔵ストレージは64GB。最大2TBのmicroSDカードも利用できる。HiByOS独自のDirect Transport Architecture(DTA)により、システムカーネルの奥深くからサンプルレート変換をバイパスし、ヘッドフォン出力、ライン出力、USBオーディオデジタル出力など、サードパーティーのアプリケーションでもオリジナルのサンプルレートでビットパーフェクトな出力を楽しめる。

Gray

筐体はアルミニウム製で、5型のIPSディスプレイを搭載。解像度は720×1,280ドット。疎油性コーティングも施される。Bluetooth 5.0準拠でDLNA、Airplay、HiByLinkなどのワイヤレスプロトコル、UAT、LDAC、aptX、aptX HD、AAC、SBCといったオーディオコーデックをサポートする。デュアルWi-Fiも利用可能。

USB形状はType-C(USB 3.1)で、PD 2.0対応で最大18Wの急速充電ができる。外形寸法は129.4×73.1×15.6mm、重さは250g。