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SHANLING、ポケットサイズでデュアルDACのハイレゾプレーヤー

「M0Pro」(レッド)

MUSINは、SHANLINGブランドより、ESS製DACチップ「ES9219C」をデュアル構成で搭載したポータブルプレーヤー「M0Pro」を、3月24日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は20,000円前後。オプションとして、4.4mmバランス出力用の「3.5mm to 4.4mmバランスアダプタ」も用意する。価格はオープンプライス、店頭予想価格は2,000円前後。

ポータブルプレーヤー「M0」の後継機。サイズはそのままに、限られた基板面積を余すことなく活用し、音質に一切妥協のない設計を目指して「ES9219C」をデュアルで採用した。最大384kHz/32bitまでのPCMとDSD 128の再生ができる。

独自設計の3.5mmコネクタを採用。別売りアダプタを使うことで4.4mmバランス出力ができる

前モデルからサイズ感を変えずに、バランス出力対応とするべく、シングルエンドとバランスの双方をひとつにまとめた独自設計の3.5mmコネクタを採用。別売りのアダプタを使うことで、4,4mmバランス出力ができる。なお、この別売りアダプタはM0Pro専用で、他機種での使用は故障の原因となる恐れがあるため、他機種では使用しないように案内されている。

再生周波数帯域はシングルエンド/バランス出力ともに20Hz~40kHz(-0.5dB)。出力レベルはシングルエンドが1.7V@32Ω(90mW)、バランスが2.75V@32Ω(236mW)。SN比はシングルエンドが118dB@32Ω(A特性)、バランスが119dB@32Ω(A特性)、THD+Nはシングルエンドが0.0006%(A特性@720mV)、バランスが0.0004%(A特性@1V)。

外形寸法43.8×45×13.8mmの小型サイズながら、1.54型のLCDタッチスクリーンを搭載。Ingenic製の省電力マイクロプロセッサーと、SHANLINGが5年の歳月をかけて開発した「MTouch OS」により、シンプルで直感的な操作を実現したという。外部ストレージとして、最大2TBのmicroSDカードを使用できる。

送信・受信機能を搭載したBluetooth 5.0を採用しており、Bluetoothイヤフォン・ヘッドフォンとのペアリングはもちろん、スマートフォンとペアリングして、Bluetoothレシーバーとして使うこともできる。対応コーデックは受信がLDAC、AAC、SBCで、送信がLDAC、aptX、AAC、SBC。日本オーディオ協会の「ハイレゾオーディオ」、「ハイレゾワイヤレス」認定も取得した。

USBデジタル入出力に対応したUSB Type-Cポートも搭載。PCやスマートフォンにOTGケーブルで接続することでUSB DACとして使え、DAC/アンプに接続すればデジタルトランスポーターとして動作する。

音声コンテンツ、語学学習のフォロー機能として1倍速/1.25倍速/1.5倍速/2倍速から選べるスピードコントロール機能、曲中の好みのパートやフレーズをリピート再生できるA-Bリピート機能も搭載した。

「M0Pro」(ブラック)
「M0Pro」(レッド)
「M0Pro」(グリーン)

バッテリー持続時間はシングルエンド接続時で最大14.5時間、バランス接続時で最大10時間。筐体はアルミニウム製で、カラーはブラックとレッド、グリーンの3色をラインナップする。重さは36.8g。USB-A to C充電ケーブル、専用保護フィルムが付属する。

あわせて専用レザーケースも用意する。PUレザー製でカラーはブラック、レッド、グリーンの3色で、直販価格は1,980円。M0Proは小型・軽量のため、「多くの時間をポケットの中で運用されることが想定される」とし、ポケット内での接触や摩耗から本体を保護し、ディスプレイ部を下にしてデスクに置いても、ディスプレイとデスクが触れないように設計されているという。

専用レザーケースも3色展開される