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大和ハウス、オーディオルームも実現できる防音・静音室「音の自由区」

「奏でる家」を活用したオーディオルームのイメージ

大和ハウス工業は、「音を自由に、音から自由に」をコンセプトにした新築戸建住宅向けの防音室・静音室「音の自由区」の提案を開始した。防音仕様が異なる3つのグレードを用意。防音性能に優れた建物との一体設計で提案すると共に、今後はリフォーム事業でも展開していくという。

同社は2006年から、室内の心地よい響きと外部への遮音を両立させた新築戸建住宅向け防音室「奏でる家」の提案を開始。2020年度には、年間防音室の施工ランキングが2位になるなど、これまでに累計約3,000室を提供してきた。

提案してきた防音室を、新たに「音の自由区」と名付け、防音仕様が異なる3つのグレード、快適防音室「奏でる家+」、「奏でる家」、生活音を減音する快適静音室「やすらぐ家」を用意する。

「快適防音室」では、独自開発した音響アイテム「コーナーチューン」「オーディオチューン」を室内に設けることで、「低音から高音まで美しい響きを奏でることができる」という。

コーナーチューンには、三角形の吸音材を採用。低音から高音までのバランスを整える。オーディオチューンは、オーディオ用として、壁の中の吸音壁が余計な反響音を軽減。臨場感のある響きを実現する。

さらに、ドラムやバンド演奏にも対応でき、屋外だけでなく室外に伝わる音を70dBA減音(目安)できる「奏でる家+」と、ピアノやホームシアター、カラオケが楽しめ、屋外と室外に伝わる音を55dBA減音(目安)する「奏で家」という、防音仕様が異なる2つのグレードを用意する。

快適静音室は、テレワークをする際に、室外からの音を防ぎたいなどのニーズに応えるもので、現状の音環境への「不満」を防音室で導入した防音設備などを用いて対策。これを快適静音室「やすらぐ家」として提案する。このグレードは、テレワークや勉強、寝室としても活用でき、屋外の交通騒音や室外の生活音などを45dBA減音(目安)でき、図書館並みの静けさを実現するという。

なお、一般的な防音室は、戸建住宅の竣工後に設置するため、狭くて低い空間になるが、「音の自由区」の快適防音室では、建物との一体設計にする事で、豊かな音環境と開放的な「広い・高い・明るい」空間を実現。天井高3m以上の大空間を設けたり、一般的な防音室に比べ大きな窓も設置できるため、「広くて明るい室内でピアノ教室やプロの音楽家を招いたミニコンサートなどを開くことも可能」という。

『音の自由区』Webムービー公開。May J.がおうちで熱唱

『音の自由区』Webムービーも公開。

May J.、 廣津留すみれ、安井達郎・高山都夫妻を起用した映像で、「音を自由に、音から自由に」というコンセプトのもと、出演者が音を自由に楽しむ様子や、音から自由になってくつろぐ様子などを表現している。

映像の中では、MayJ.が「家の中でも思いきり音楽を楽しみたい」と打ち明け、快適防音室「奏でる家」を体験。家の中にいるのにスタジオのように響きのよい空間に驚く様子や、部屋にあったグランドピアノを弾きながら、思いのままに発声練習を始める様子が収められているほか、新曲「Perch」を弾き語りで歌い上げている。