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キネマ旬報が月刊化。7月20日発売号から

キネマ旬報社は、100年以上に渡って発刊している雑誌「キネマ旬報」を、2023年7月20日発売号よりリニューアル。現在の隔週刊発行を終了し、月刊化する。なお、長年親しまれている「キネマ旬報」という誌名に変更はない。

隔週刊は6月20日発売の7月上下旬合併特別号までで、7月20日発売の8月号が月刊第1号となる。またキネマ旬報ベスト・テンは今後も継続し、「キネマ旬報ベスト・テン発表号」は、増刊での発行予定(2月上旬)とのこと。

また、定期購読の詳細については、発売中の6月上旬号の巻末に記載されている。

キネマ旬報は、1919年(大正8年)に創刊。戦争などによる中断もありながら、100年以上にわたり発行されている。編集長の三浦理高氏によれば、そんななか「私たちは会社創立100年という節目を迎え、改めて、この目まぐるしく変化する映画を取り巻く環境下に、映画雑誌としてどうあるべきか、自問自答を繰り返してまいりました」とのこと。

そして「創刊号に記された『今よりもつともつと活動寫眞に近寄つて見たいといふ方々と一緒に進みたい』というこの気持ちを、より強く持ち、本年7月発売号より小誌のリニューアルを行なってまいります」と、リニューアルの経緯を説明している。

また三浦編集長は「今この時代だからこそ、紙でお届けすることの価値を最大化し、また一方で、進むインフラを活用した新しい価値を創出していく。これらを互いにブラッシュアップし、これまで以上に強く深く、皆さまと映画を繋ぐ役割を担い、また次の100年に向け、皆さまと、映画と、一緒に進んでまいりたいと思いますので、今後ともご愛読のほど、何卒よろしくお願い申し上げます」としている。