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TBSホールディングスと松竹がアニメIP強化で業務提携

TBSホールディングスと松竹は、アニメーションIP開発および映像コンテンツの共同製作を主軸に据えた、資本業務提携に合意。アニメーション企画力の強化を果たし、テレビシリーズ・アニメーションやアニメ映画を共同製作することを目指すという。

両者による相互の株式取得も実施。取得価格の総額はともに上限の30億円分で、TBSホールディングスは松竹の発行済み株式総数の2.26%に当たる314,000株、松竹はTBSホールディングスの同0.59%に当たる100万株を取得する。株式取得完了予定日は6月30日。

業務提携の内容は、「テレビシリーズ・アニメーション、アニメ映画・実写映画等の映像コンテンツの共同製作」、「オリジナルIP・キャラクターの共同開発及び展開の検討」、「アニメシアター及び専用イベントホール事業等の共同設立及び運営の検討」、「赤坂エンタテインメント・シティと東銀座再開発の提携や新規協業の検討」の4点。

TBSグループでは、アニメーションIP確保の一環として、2021年にマンガボックスを連結子会社化、2022年には韓国WEBTOON大手のNAVER WEBTOONらと、韓国にStudio TooNを合弁で設立、また、アニメーション制作力強化として、2021年に100%子会社のSeven Arcsへの増資を行ない、2023年にはTBSテレビの地上波編成表案においてもアニメーション枠を新設する等、さまざまな施策を取り組んできた。

TBSホールディングスは、松竹と連携することで、ハイエンド制作体制の構築、オリジナルIPやキャラクターの開発、専用シアター新設の検討等、アニメーションIPを複合的、多角的にとらえて、成長戦略を実現するとしている。

松竹は、両社によるオリジナルIPやキャラクターの開発、シアター新設の検討等、複合的、多角的な挑戦を通じ、本資本業務提携によって、創造的かつ多様なエンタテインメントコンテンツを皆さまに提供していくとした。