ZMF、周囲の音をぼかして音楽を浮かび上がらせるヘッドフォン「Bokeh」

Bokeh

ブライトーンは、ZMFブランドのヘッドフォン「Bokeh」を発売した。価格は209,000円。

独自のチューニングにより、どんな環境でも周囲の音がフェードアウトし、音楽そのものの微細なディテールと音楽性の躍動感が浮かび上がるという密閉型ヘッドフォン。

名称の由来は、カメラのボケ(Bokeh)と同じ言葉で、被写体以外の焦点が合わなくなり目的の被写体を浮かび上がらせるという。携帯性にもこだわり、平らに折りたたんでバッグに収められるとしている。

80Ωの液晶ポリマードライバー(LCP)を搭載し、ポータブルデバイスや小型ヘッドフォンアンプと組み合わせてもその音質を発揮するという。

ZMFの特許取得済みの技術「アトリウムダンピングシステム」を採用。各ドライバーへの空気流抵抗を最適化して、各モデルの音響能力を最大限に引き出すとのこと。

リケーブル可能で、ヘッドフォン側の端子は3.5mm。ロック機構は非搭載。

シャーシは刀の鞘のようなデザインを採用したという。180度回転フレーム、アルマイト加工されたブラックアルミニウム、研磨されたロッド、牛革サスペンションストラップで構成。長時間のリスニングセッションでも快適さを実現するZMFの「三日月形状のストラップ」も装備している。

イヤーパッドは「Caldera Pads」の設計を進化させたという「Caldera Hybrid Thin Top Perforated Earpads」を採用。非対称の溝により、物理的な距離と材料抵抗を操作して音を方向付けるように設計。耳の形に合わせて回転する楕円形の開口部により、自然なフィット感が得られるほか、音圧が維持されるため、より開放的なサウンドになるという。

高さや厚みが変化するパット形状により、パッドが耳から耳の後ろの乳様突起領域まで完全に包み込み、より完全な密閉を実現しているとのこと。

感度は103dB/mW。重量は490±20g。ストック編み込みケーブルが付属する。ケーブルのプラグ部は6.35mm、XLR、4.4mm(4極)のいずれかを購入時に選択する。

イヤーパッドは単体販売も

Caldera Padsは単体での販売も行なう。価格は各16,500円。

ラインナップは以下の通り。

• ラムスキン穴あり(半穿孔/トップとサイド)タイプ
• スウェード穴あり(半穿孔/トップとサイド)タイプ
• カウハイド穴あり(半穿孔/トップとサイド)タイプ
• ラムスキンスリム穴あり(半穿孔/トップとサイド)タイプ
• ラムスキン薄型穴あり(半穿孔/トップとサイド)タイプ
• ラムスキン厚型穴あり(半穿孔/トップとサイド)タイプ
• ラムスキンウルトラ穴あり(全穿孔/トップとサイドと内側)タイプ

半穿孔バージョンは、穴あり(穿孔)パッドのオープンエアフローと穴なしパッドの拡散コントロールを組み合わせて構成。耳の後ろと下にピークがある高さのある形状で、密閉性を高めている。

低反発フォームにわずかに硬めのジェルを注入するとともにプレミアムレザーまたは人工スエードのカバーを使用しており、贅沢な感触と最適なクッション性を実現。外側のスリーブは柔軟性があり、ほとんどの大型の丸型ヘッドフォンに取り付けられるとのこと。

直径は110mm、イヤーキャビティは溝付き72mm(耳側)、高さは20〜25mm。