3D動画再生/編集対応ソフト「Roxio Video Lab HD」

-2D動画の3D変換/再生や、iPhone/PSP動画出力など


Roxio Video Lab HDのパッケージ

 ソニック・ソルーションズとラネクシーは、3D動画に対応したビデオ編集/オーサリングソフト「Roxio Video Lab HD」を発売する。パッケージ版はラネクシーから2月4日に発売され、ダウンロード版はロキシオショップにおいて近日発売予定。価格はいずれも10,290円。対応OSはWindows XP/Vista/7。32bit/64bit版どちらもサポートする。

 DVDビデオなど2D映像の3Dリアルタイム変換再生や、3D動画取り込み/編集などが可能なソフト。3D動画に対応した再生ソフト「CinePlayer」も同梱。別売プラグイン「Roxio Video Lab HD Blu-ray Disc再生プラグイン」(5,250円)を追加することで、Blu-ray 3Dを含むBDビデオも再生可能となる。

 なお、ラネクシーでは「Roxio Video Lab HD」に、「ロキシオアナグリフ赤青メガネ(プラスティック製)」(1,260円)や、前述のBD再生プラグインをセットにした特別版の販売も予定している。

 編集機能では、32トラックのタイムライン編集に対応。トランジションは245種類、エフェクトは115種類利用できる。また、動画の手振れ補正も可能。3D動画は、サイドバイサイド/トップアンドボトム、アナグリフ、RealDなどの方式に対応。富士フイルム「FinePix REAL 3D W3」で撮影された3D AVIの取り込みもサポートする。

 Blu-ray Disc(BDMV)/DVDオーサリングに対応するほか、iPad/iPhone/PSPなど各デバイス向けの出力が可能。3D動画は、YouTubeアップロードや、3D DVD作成などが可能となっている。

 「AVCHDアーカイブ機能」により、AVCHD対応ビデオカメラで撮影したビデオをハイビジョンのままDVDやBDにバックアップ可能。作成したAVCHD形式のディスクは、この製品に含まれる再生ソフト「CinePlayer」やPlayStation 3などで再生できる。

 AMDのATI StreamやNVIDIA CUDAにも対応し、ハードウェア支援による動画変換の高速化も実現した。

 入力フォーマットは、動画がAVI、DV、HDV、DV-AVI、MPEG-1/2/4、MPEG-4 AVC/H.264、IFO/VOB、XviD、DVR-MS、ASF、MOV、WMV、QuickTime、3GP、DivX。静止画はMPO、JPG、PNG、TIFF、BMP、GIF。動画出力フォーマットはAVI、DV-AVI、HDV、MPEG-1/2/4、MPEG-4 AVC/H.264、WMV、WMV HD、MP4、3GP、DivX。



(2011年 2月 4日)

[AV Watch編集部 中林暁]