スカイツリー開業300日前、サブキャラ2体初登場

-テッペンペンとスコブルブル。浅草駅ビルも刷新


左からテッペンペン、ソラカラちゃん、スコブルブル

 2012年5月22日に開業予定の「東京スカイツリー」。グランドオープン300日前となる7月25日に、公式キャラクターのソラカラちゃんに続く、サブキャラクターとして「テッペンペン」と「スコブルブル」の2体がお披露目。グランドオープンまでのカウントダウンパネル点灯セレモニーも行なわれた。

 「テッペンペン」と「スコブルブル」は、東京スカイツリーの魅力を伝えるキャラクターとして、ソラカラちゃんと共に2010年10月にイラストや性格などが発表されているが、マスコミの前に姿を見せるのは今日が初めて。スカイツリーが良く見える浅草駅の駅ビル屋上で、ソラカラちゃんと共に登場した。


 テッペンペンは、「とおい海」出身で、赤いヒールや長いまつげ、頭についた☆がチャームポイント。オシャレが大好きな女の子で、ソラカラちゃんにとっては、東京の最新情報を教えてくれる“刺激的なお姉さん”だという。

 下町生まれのスコブルブルは、江戸から東京まで下町文化にくわしい「生き字引」で、ソラカラちゃんのおじいちゃんのような存在。チャームポイントはTシャツの☆マーク。口癖は「きょうも スコブル いいかんじ!」だという。3体はスカイツリーの広告塔として、広報宣伝活動の中心的存在となり、今後も様々なイベントに登場する予定。

スカイツリーをバックに3体が勢揃いテッペンペンのオシャレな赤いヒールを、ソラカラちゃんが絶賛スコブルブルのTシャツにも、ソラカラちゃんと同じ☆マークが

 また、お披露目イベントが行なわれた浅草駅ビルも、スカイツリーの開業に合わせ、2012年春にリニューアルされる。外壁面を改修し、1931年(昭和6年)の建設当時の姿を蘇らせようというもの。当時の外壁はネオ・ルネサンス(近世復興)様式で、建設された時は「日本のアール・デコ建築」と謳われたという。他にも、2階コンコースへの待合室新設や、東武外国人旅行センターの移設、耐震補強工事も実施される。

現在の浅草駅ビル2012年春リニューアル後の浅草駅ビル、イメージ図
昭和6年建設当時の浅草駅ビル

 会場には、東武鉄道浅草駅の宮崎裕駅長も登場。浅草駅ビルのリニューアル計画を説明すると共に、「とうきょうスカイツリー駅」(現・業平橋駅)が、浅草駅の隣である事をソラカラちゃんに伝えるため、切符型パネルを贈呈した。

 宮崎駅長は、「現在浅草駅は日光・鬼怒川への玄関口として親しまれています。来年、スカイツリーにお越しいただく際は、ぜひ東武鉄道をご利用ください。そして、浅草には下町情緒があり、見所、味処も沢山あります。そちらの方もお楽しみいただければ」と語り、スカイツリーと共に浅草観光もセットでアピール。

浅草駅の宮崎裕駅長が、ソラカラちゃんに切符型パネルを贈呈ソラカラちゃんはお返しに、ソラカラちゃんぬいぐるみの浴衣バージョン(隅田川花火大会の開催に合わせた限定200体の特別バージョン/2,600円)を宮崎駅長にプレゼント

 東武スカイツリーの取締役広報宣伝部長の吉野誠一氏は、スカイツリーの建設について「2008年7月の着工から丸3年が経過しましたが、事故も無く、順調に建設は進んでいます。震災の影響で一部資材の調達に遅れが出て、2カ月遅れる事になりましたが、(2012年)5月22日のグランドオープンも決定しました」と説明。

 浅草駅のリニューアルについては、「昭和6年の開業当時は、想像もできないほど凄い賑わいだったそうですが、リニューアルにより、当時以上の賑わいにしていきたい。そして、隣のとうきょうスカイツリー駅(現・業平橋駅)からスカイツリータウンへと、ぜひ足を運んでいただきたい」と語った。

会場となった浅草駅ビル屋上からは、東京スカイツリーが良く見えるグランドオープンまでのカウントダウンパネルも用意された


(2011年 7月 27日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]