ティアック、USB DAC/ICEpower搭載の小型アンプ

-実売45,000円。iPodトランスポートも


A-H01

 ティアックは、USB DACを搭載したプリメインアンプ「A-H01」を11月上旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は45,000円前後。

 また、A-H01と組み合わせて利用できるiPhone/iPod/iPad対応のドッキングステーション「DS-H01」を12月上旬に発売。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は3万円前後。

 A-H01とDS-H01は、10月21日~23日まで、秋葉原で開催される「オーディオ&ホームシアター展 TOKYO2011」に出展される。


■ A-H01

 高品位USB DACとプリアンプ、ICEpower クラスDアンプを統合したUSB DAC/プリメインアンプ。

 パワーアンプ部は、Bang & Olufsen ICEpower製の「50ASX2-SE」で、PWM変換時の信号劣化を抑えるHCOM(Hybrid feedback Controlled Oscillating Modulator)や、出力段のアナログ信号変換時に、原音とのズレを比較して最適な補正値を適用するMECC(Multivariable Enhanced Cascade Control)技術を搭載する。

 出力は40W×2ch(4Ω)。クラスDアンプで、電力消費量/放熱量も少ないため「インテリアにあわせた自由な設置が楽しめる」という。

A-H01背面
リモコン

 DACはBurrBrownの「PCM5102」を搭載し、32bit/192kHzまでのデジタル信号をDA変換可能。光デジタル、同軸デジタル、USBの各デジタル入力からのオーディオ信号を高品位にDA変換する。USBはアシンクロナスモードにも対応しており、PCのクロック精度に起因するジッターノイズを排除したピュアなオーディオ再生が可能とする。USB接続時の対応OSはWindows XP/Vista/7と、Mac OS X 10.6.4以降。

 前面にはモータードライブ式のボリュームノブを採用。フロントパネルはアルミ製。入力端子はUSBと光デジタル、同軸デジタルを各1系統、アナログ音声(RCA)を2系統装備する。サブウーファ出力やヘッドフォン出力(標準ジャック)を装備。スピーカーターミナルはAWG8まで対応した大型のスクリュータイプで、バナナプラグにも対応する。

 周波数特性は10Hz~80kHz(-3dB)、SN比は100dB(LINE)。消費電力は34Wで、ファンレス設計。外形寸法は215×258×61mm(幅×奥行×高さ)、重量は1.6kg。リモコンが付属する。



■ DS-H01

DS-H01

 A-H01やReference01シリーズと同サイズの筐体を採用したiPhone/iPod/iPad用ドッキングステーション。Dock接続したiPhoneなどのデジタル出力音声を、光/同軸デジタル出力を経由して、アンプなどに伝送するデジタルトランスポートとして利用できる。

 Dock入力のほか、USB(同期用)とアナログ音声出力も装備している。DACは、BurrBrown「PCM1796」を搭載し、24bit/192kHzまで対応する。周波数特性は20Hz~20kHz(-3dB)、SN比は90dB。


背面

 出力端子はオーディオ系が光デジタル音声、同軸デジタル音声、アナログ音声(RCA)を各1系統。ビデオ出力としてS映像とコンポジットも装備し、iPhoneなどに記録したビデオファイルの再生も可能となっている。リアパネルのスイッチを切り替えることで、iTunesとの同期に対応する。

 消費電力は15W。外形寸法は215×225×70mm(幅×奥行×高さ)、重量は1.1kg。ACアダプタやリモコンなどが付属する。



(2011年 10月 20日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]