音声関連機器出荷額がプラスに。JEITA発表

前年比108.4%。サウンドバー製品の拡充で


民生機器国内出荷実績推移(金額) 出典:電子情報技術産業協会電子統計委員会

 電子情報技術産業協会(JEITA)は21日、2012年10月における民生用電子機器の国内出荷実績を発表した。民生機器の出荷金額は前年同月比67.8%の1,138億円で、15カ月連続のマイナスだった。

 映像機器の国内出荷金額は、前年同月比58.2%の541億円で15カ月連続のマイナス。音声関連機器は同108.4%の163億円で22カ月ぶりにプラスに転じた。カーAVC機器は同72.5%の433億円で、4カ月連続マイナス。

 10月の薄型テレビの出荷台数は、前年同月比52.4%の39万1,000台。このうち3D対応は7万8,000台(同126.4%)、インターネット動画対応は18万5,000台(同46.3%)だった。サイズ別では、29型以下が同38.1%の12万5,000台、30~36型が同51.1%の14万2,000台、37型以上が同88.2%の12万5,000台で、構成比は順に31.9%、36.2%、31.9%だった。

 BDレコーダ/プレーヤーの出荷台数は、前年同月比59.8%の25万2,000台。内訳は、BDレコーダが同52.4%の20万7,000台、BDプレーヤーが同169.8%の4万5,000台。3D対応は17万6,000台(同48.2%)で、BDレコーダ/プレーヤーの69.9%を占める。DVDビデオは同77.1%の9万3,000台。

 ビデオカメラは前年同月比82.4%の12万8,000台。ICレコーダは14万6,000台(前年比121.1%)で2カ月ぶりのプラス。ラジオ受信機は前年比79.5%の13万7,000台で、7カ月連続マイナスだった。ステレオセットは同87.4%の4万5,000台で4カ月連続のマイナス。スピーカーシステムは前年比118.3%の3万4,000台で、16カ月ぶりの二ケタプラスだった。同協会では、昨今ラインナップが拡充されている2.1ch以上のサウンドバー製品によるものと分析している。

 カーナビは前年同月比80.8%の39万7,000台で、2カ月ぶりのマイナス。カーカラーテレビは前年比84.5%の9万1,000台で、15カ月ぶりのマイナスとなった。



(2012年 11月 21日)

[AV Watch編集部 庄司亮一]