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AK240用イヤフォン/ケーブルなど多数登場。AK120を包むDAC/アンプ「The Glove」も
(2014/5/10 19:00)
5月10日~11日まで、フジヤエービックのデジタルスタイルショップが開催している「春のヘッドフォン祭 2014」から、Astell&Kernブランド製品を展示するiriverのブースを中心にレポートする。
AK240とバランス接続できるイヤフォン/ケーブルなど
iriverのブースで一際目立つのは、DSD対応ハイレゾポータブルプレーヤーの限定ゴールドモデル「Astell&Kern AK240 GOLD」。ヘッドフォン祭の会場で20台限定の販売も行われていた。縁起の良い色として金色が好まれる中国で販売されているモデルだが、会場で販売されたモデルの内部は日本仕様となっており、価格は税込288,000円。付属するスタンドのカラーもゴールドで統一されている。カラー以外の仕様は既存のAK240と同じ。会場以外で、今後一般販売するかどうかは決まっていないという。
また、AK240とバランス接続できるカナル型イヤフォン「Astell&Kern AKR03」も展示。アユートから5月10日に直販価格169,800円で発売される。このモデルは、12個のバランスド・アーマチュア(BA)ドライバを搭載したJH Audioの「THE SIRENS SERIES - Roxanne Universal Fit」をベースとしたもので、AK240」用にオリジナルチューニングを施したことが特徴。
ミックスウェーブのブースには、前述したJH Audioの「THE SIRENS SERIES - Roxanne Universal Fit」(5月3日発売/オープンプライス/店頭予想価格 138,700円前後)を展示。既発売カスタムイヤフォン「THE SIRENS SERIES - Roxanne」のユニバーサルモデルで、入力はステレオミニ。そのほかにも、BAユニット8基搭載の「1964-V8」も展示。さらに、Unique Melodyの10ドライバ搭載カスタムIEM「MENTOR」の会場限定販売も行なわれていた。
同社が扱う製品では、ALO AudioやBeat Audioのイヤフォンケーブルにも、AK240用の2.5mm/4極バランス接続用のバージョンが登場した。
ALO Audioの「SXC 24 Earphone Cable MMCX」は、ステレオミニ/4ピンバランスに加え、AK240用の2.5mmバランスも用意。イヤフォン接続側の端子はMMCX。価格はいずれも42,000円前後。発売時期は6月下旬~7月上旬。導体は高純度銀メッキ銅で、クライオ処理/アニール処理を施している。長さは約137cm。
Beat Audioの「Signal」も、ステレオミニと、4ピンのバランス、2.5mmバランスの3種類を用意する。イヤフォン側の端子はMMCX。銀線にレアメタルを混ぜてチューニングを施したという特殊線材を採用する。発売時期や価格は未定。長さは約120cm。
AK120/100を装着、ヘッドフォンにバランス出力するDAC/アンプ「The Glove A1」
Jaben/Rudistorのブースには、Astell&Kernのハイレゾプレーヤー「AK120」と「AK100」の背面に装着する、GLOVE AUDIO製ポータブルDAC/ヘッドフォンアンプ「The Glove A1」が出展された。「昨日届いたばかり」とのことで、今回のヘッドフォン祭が世界初出展になるという。発売は6月下旬で、予価は7万円。
AK120本体を「手袋のように包み込める」という製品で、AK120よりもサイズの小さいAK100を装着する場合はアダプタを使うことでフィットできる。ESSのSabre DACチップを採用し、192kHz/24bitまで対応。AK120/100の光デジタル端子とケーブルで接続し、A1から4ピンまたは2.5mm/4極のバランス出力、ステレオミニ(アンバランス)出力が可能。様々なヘッドフォン/イヤフォンと接続できる。本体にバッテリも内蔵する。
Jabenは、DSDをDoP再生できるポータブルプレーヤー「CALYX-M」も展示。PCMは384kHz/32bitまで対応。メモリは内蔵64GBのほか、SDとmicroSDのダブルスロットで、最大446GBまで拡張できる。価格は10万円前後。側面にスライド式のボリュームを備えている