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ソニー、LED電球とBluetoothスピーカーを融合。スピーカー前面配置で高音質
(2015/5/12 13:04)
ソニーは、LED電球とBluetoothスピーカーを融合させた「LSPX-100E26J」を5月23日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は24,000円前後。
「空間を活用して新たな体験を提供する」という「Life Space UX」コンセプト製品の第2弾。AV製品を住空間に溶け込ませ、生活必需品化を目指しており、電球型のスピーカーであれば家の各所で利用でき、同時に空間を大きく変えずに音と光が楽しめるのが特徴という。
大きな特徴は、外形寸法約61×116mm(直径×長さ)と、一般的なLED電球と同様のサイズを実現している事。E26の口金も採用し、一般的なダウンライト、フロアスタンドライト、ペンライト、スポットライトなどに取り付けられる。重量は約205g。ソニーとして訴求はしていないが、別途変換アダプタを用いることでE17型にも装着できる。
同様の製品は他社からも発売されているが、「LSPX-100E26J」の特徴はスピーカーが電球の前面に配置されている事。スピーカーが後方にあり、その前に電球を配置すると音が遮られて音質が低下する。それを防ぐために、ユニットを一番前に配置している。口径は40mmフルレンジで、出力は2W。
なお、ユニットをLEDの前に配置すると、それが光を遮る事になる。壁などに光を当てると、黒い輪っかのような影が出る。それを解消するため、LEDを取り巻く透明な円筒導光板を採用し、器具シェード全体を照らす事ができる広配光制御を実現。新開発の「光学レンズグローブ」も採用している。
Bluetooth接続が可能で、コーデックはSBC/AACに対応。LDACには開発時期の関係で対応していない。ボリュームコントロールと調光機能を備えたリモコンが付属しており、背面にNFCマークも装備。対応スマートフォンを使えば、ワンタッチでペアリングできる。
また、ソニーが提供しているアプリ「SongPal」からも制御が可能。調光やボリューム調整ができるほか、プリセットイコライザも用意。このイコライザは、取り付けるスタンドの形状別にプリセットが用意されている。
なお、Bluetoothの同時ペアリング可能台数は1台のみ。1台のスマホから、2台、3台といった複数個の「LSPX-100E26J」に同時接続して、それらから一斉に音楽を流すといった使い方はできない。「SongPal」を用いて、複数台の照明コントロールをすることはできるという。
明るさは全光束360ルーメン以上で、一般電球の約30W相当。消費電力はトータルで9W、LED部分のみで7W。
色温度は3000Kで、電球色としてはやや高めを採用。「音量と色温度の関係を調査した結果決まったもので、音楽を聴きながらリラックスして本を読むといったシーンに良い色温度」だという。