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薄型TVに占める4K対応TVは13.8%。5月出荷は前年比193.1%

 電子情報技術産業協会(JEITA)は23日、2015年5月における民生用電子機器の国内出荷実績を発表した。5月の電子機器の出荷金額は前年同月比89.5%の859億円で、14カ月連続のマイナス。内訳は、映像機器が同92.7%の453億円で、マイナスに転じた。音声機器は同69.8%の49億円で6カ月連続マイナス、カーAVC機器も同89.1%の356億円と13カ月連続のマイナス。

民生電子機器国内出荷実績推移(金額) 出典:電子情報技術産業協会電子統計委員会

 5月の薄型テレビの出荷台数は、前年同月比93.5%の32万2,000台。このうち、4K対応テレビは前年比193.1%の4万5,000台で、薄型テレビ全体に占める割合は13.8%。ハイブリッドキャスト(Hybridcast)対応のテレビは前年比121%の10万9,000台で、テレビ全体における割合は33.9%。

 サイズ別では、29型以下が同91.8%の8万9,000台、30~36型が同99.6%の9万7,000台、37~49型が同100.2%の8万8,000台、50型以上は同77.1%の4万8,000台。構成比は順に27.6%、30%、27.4%、14.9%。

 BDレコーダ/プレーヤーの出荷台数は、前年同月比95.1%の19万3,000台。内訳は、BDレコーダが同93.8%の14万4,000台、BDプレーヤーが同99.2%の4万9,000台。DVDビデオは同122.5%の6万3,000台で、DVDビデオが前月に引き続きプラスとなった。ビデオカメラは同102.9%の6万3,000台。

 ラジオ受信機は前年同月比91.9%の10万8,000台で、3カ月連続マイナス。ICレコーダは8万台(同96.4%)でマイナスに転じている。ステレオセットも同59%の3万1,000台で、2カ月ぶりのマイナス。スピーカーシステムは同63.6%の2万4,000台。ポータブルオーディオは同93.5%の7万5,000台。

 カーナビは前年同月比92.5%の32万9,000台で、13カ月連続マイナスだった。

(庄司亮一)